日本ハム・加藤 新庄監督が電撃発表した来季新球場での開幕投手に「びっくり」も「しっかり練習したい」

[ 2022年10月1日 06:00 ]

日本ハム・加藤
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 日本ハム・加藤貴之投手(30)が30日に札幌ドームで練習に参加し、28日の札幌ドーム最終戦セレモニーで新庄監督が来年3月30日に新本拠地・エスコンフィールド北海道で迎える開幕戦の開幕投手を「左のエース・加藤投手に任せたい」と電撃発表したことに反応した。「まだ日にちもあるので、監督の気持ちも変わるでしょう」とおどけつつ、「本当に大事だと思うので、しっかり練習したい」とちょうど半年後の大一番を見据えた。

 本人に告げられたのは約2週間前、試合前の練習中だった。何げないあいさつを終えると、グラウンド上で突然伝えられたという。「びっくりしました」と率直な思いを吐露。それからは秘中の秘として過ごしてきたが、指揮官が4万人超のスタンドのファンに向けたスピーチの中で開幕投手を公表する驚きの展開となり、「(発表が早いと)思いましたよ」と苦笑いした。

 新庄監督は「(気持ちは)変わらない」とこの日も言い切った。加藤は今季8勝、防御率2・01。シーズン与四球11は規定投球回に達した投手の最少記録を72年ぶりに更新した。安定感抜群の左腕への信頼は揺るぎない。

 来季開幕は日本ハム新球場の1試合だけが他球場より1日早く組まれ、全国から注目を浴びる先発マウンドとなる。「(今季の好成績を)来年もう一度できるかと言われたら分からないが、そこに近づけられるように。もっともっと自分にプレッシャーをかけて練習したい」と気持ちを込めた。(清藤 駿太)

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2022年10月1日のニュース