巨人、11ゲーム差の阪神に下克上 丸「やり返せたらなという思いだった」次も11差ヤクルトへ立ち向かう

[ 2021年11月7日 18:14 ]

CSファーストステージ第2戦   巨人4―2阪神 ( 2021年11月7日    甲子園 )

<セCSファーストS 神・巨>ファーストSを勝ち抜き、ハイタッチで喜ぶ丸(左から2人目)ら (撮影・平嶋 理子)
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 2年ぶりに開催されたセ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)は7日、甲子園でファーストステージ第2戦が行われ、3位の巨人が2位・阪神に4―2で逆転勝ちを収めて2連勝。6年ぶりにリーグ優勝したヤクルトが待ち受けるファイナルステージ進出を決めた。巨人がファーストステージを無傷の連勝で突破するのは2010年、18年に次いで3度目。10日に神宮で開幕するファイナルステージは6試合制で行われ、ヤクルトにアドバンテージ1勝が付与される。

 巨人は初戦に続いて左脇腹痛の主砲・岡本和を欠いたが、丸が“代役4番”の座を見事に務め上げた。2点先制された直後の3回、松原の適時打で1点差とした後の2死満塁で打席に入ると、今季セ・リーグ最多勝&最高勝率の先発右腕・青柳から右前へ逆転の2点タイムリー。3―2のまま膠(こう)着状態で迎えた8回には無死一塁でセーフティーバントを決めてウィーラーの犠飛による貴重な追加点を演出し、勝利をたぐり寄せた。

 レギュラーシーズンで11ゲーム差をつけられ、14年ぶりに負け越した2位・阪神に無傷の連勝で“下克上突破”となった巨人だが、10日から始まる6試合制のファイナルステージでは同じく11ゲーム差をつけられたヤクルトと激突する。敵地でのお立ち台に上がった丸は「(阪神には)シーズン中、悔しい思いをしたので、何とかこのクライマックス(シリーズ)でやり返せたらなという思いだったので、それがまず一つ達成できて良かったと思います」とした上で「また、気持ちを一新に挑戦者の気持ちをもって立ち向かっていきたいと思います」とさらなる“下克上”に意欲を見せていた。
 

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