ロッテ井口監督ファイナル進出でファンに約束「またここに帰って来られるように一丸となって頑張ってくる」

[ 2021年11月7日 17:47 ]

パCSファーストS第2戦   ロッテ4ー4楽天 ( 2021年11月7日    ZOZOマリン )

CSファイナル進出を決め選手を迎える井口監督(撮影・白鳥 佳樹)
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 「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」は7日、ファーストステージ(S)第2戦が行われ、前日の第1戦で劇的なサヨナラ勝ちで先勝したロッテがこの日は楽天と引き分け、1勝1分けで10日(18時)に開幕するシーズン1位のオリックスとのファイナルステージ(S)進出が決まった。

 「2戦ともタフな戦いだった」。井口監督はパ・リーグ史上初となる引き分けでのステージ突破を決め安堵の表情を浮かべた。

 まさにチームスローガン「この1点をつかみ取る」ファーストSの戦いだった。前日の第1戦は1点を追う8回にエチェバリアの劇的なバット放り投げ同点弾。そして9回には佐藤都のサヨナラ打。この日も1点を追う7回にマーティンの特大同点ソロが飛び出し1点をつかみ取った。「141試合目で優勝を逃し、悔しさしかない」。そう語った井口監督はロッテらしい粘り腰を見せたナインを称えつつも視線はすでに先の戦いを見据えていた。「ファンの皆さんも(悔しい思い)一緒だと思いますんで、またここに帰って来られるようにファイナル、また一丸となって大阪で頑張っていきたいと思います」と日本シリーズでのZOZOマリン帰還を「本当に選手たちの力になった」と本拠地を白く染めたファンに約束した。

 試合は先発の小島が6回まで2失点と粘りの投球を見せていたが、7回に炭谷に同点弾、島内に勝ち越し打を浴び7回途中で降板。

 しかしここで終わらないのが今年のロッテだ。3―4と逆転され迎えた7回にマーティンが右翼スタンドに特大弾を放ち再び同点に追いつき、4―4で迎えた9回表を守護神・益田が無失点に抑え引き分け以上が確定。ロッテは最後の攻撃をすることなくCS開催要項のコールド規定によって1勝1分けでファーストS突破が決まった。

 引き分けでステージを勝ち上がるのは14年セCSファーストSの阪神(第1戦〇、第2戦延長12回表終了で引き分けコールド)以来でパ・リーグでは初となった。

  ≪CS開催事項・コールドゲーム≫ ステージ勝ち上がりが確定した時点でコールドとなる。後攻チームが王手をかけ、9回先攻チームの攻撃終了時に同点の場合は、9回裏の攻撃は行わない。また、9回裏の攻撃中に後攻チームが追いついた場合、その時点でコールドゲームとなる。

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