ロッテ小島7回途中115球4失点で降板 6回山口勝ち越し弾一瞬…逆転され肩落とす

[ 2021年11月7日 16:24 ]

パCSファーストS第2戦   ロッテー楽天 ( 2021年11月7日    ZOZOマリン )

7回、先頭の炭谷の同点ソロにマウンドに崩れ落ちる小島(撮影・長久保 豊)
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 「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」は7日、ファーストステージ(S)第2戦が行われ、前日の第1戦で劇的なサヨナラ勝ちで先勝したロッテは今季10勝4敗の小島和哉(25)が先発。7回途中115球4失点で降板した。

 初回いきなりピンチを背負った。先頭の山崎に2球目の142キロ直球を中前二塁打されると、続く岡島の投ゴロの間に山崎が進塁し1死三塁に。しかし3番・浅村をチェンジアップで打ち取り、過去の対戦成績で相性が悪い4番・島内は歩かせたものの、5番・銀次を右飛に打ち取りピンチを無失点で切り抜けると軽くグラブを叩きベンチに引き揚げた。

 2回は先頭の茂木を三振に斬り波に乗るかと思われたが、7番・鈴木大地に7右前二塁打を打たれ初回に続き二塁にランナーを背負う。辰己は三振に仕留め2死二塁で迎えた炭谷にツーシームをうまく右前に運ばれる。二走・鈴木は一気に三塁を回りヘッドスライディングでホームに突っ込んだが、右翼手・山口の好返球でベース上でタッチ。アウトの判定に本拠地ファンが沸く中、敵将・石井監督がリクエストを要求。その結果、判定が覆り先制点を奪われた。送球間に炭谷は二塁に進塁し2死二塁。球場のざわめきが収まらない中、1番・山崎に左前打され2点目を失った。

 2点を失ったその裏に1点を返してもらった小島はリズムを崩さず3回を無失点に抑えると、4回にはこの日初めて3者凡退に抑え味方の反撃を待った。

 5、6回も無失点で抑えた小島は山口の勝ち越し弾に沸く中、7回のマウンドに上がった。しかしその初球。この日94球目が甘く
入ったところを炭谷に左中間スタンドに運ばれ再び同点となってしまった。続く山崎に左前二塁打されピンチが続くと、4番・島内に勝ち越し打を浴び膝に手をつきガックリと肩を落とした。ここでベンチが飛び出し、7回を投げ切ることなく無念の降板となった。

 ロッテはこの試合、勝つか引き分けるかで10日(18時)に開幕するシーズン1位のオリックスとのファイナルステージ(S)進出が決まる。

 ▼小島(6回1/310安打4失点)野手の方がたくさん援護をしてくれて感謝しかありません。同点に追いつかれてしまいましたが、今は試合中なので勝つためにしっかり最後まで応援します。試合後、今日の投球内容を反省します。

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