楽天・松井CS間に合ったけど痛恨被弾…中軸にぶつける攻めの継投で8回起用も

[ 2021年11月7日 05:30 ]

パCSファーストS第1戦   楽天4―5ロッテ ( 2021年11月6日    ZOZOマリン )

<ロ・楽>8回2死エチェバリアにホームランを打たれた松井(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 短期決戦ならではの継投策も、勝利に結びつかなかった。楽天・石井監督は1点リードの8回、右太腿痛から復帰したばかりの松井を送り込んだ。簡単に2死を取った後、エチェバリアに同点ソロを被弾。直球が高めに抜けた痛恨の失投だった。9回は宋家豪(ソンチャーホウ)が1点を失い、サヨナラ負け。

 約3カ月ぶりの1軍登板となった守護神・松井を8回に起用したのには明確な理由があった。「8、9回に踏ん張れなかったけど、しょうがない。(相手打線の)強いところに松井を持っていきたかった」。万全と判断してメンバーに入れたからこそ、3番から始まる中軸にぶつける攻めの継投に打って出た。

 初采配のCSは、初戦から受け身に回らないというポリシーを貫いた。先発・則本昂を4回(3失点)で交代させ「捕手がサインを出しづらい球の精度。次の投手に代えて反撃を待つという判断だった」。7回に打線が逆転するまでは青写真通りだった。残り2試合を連勝するしかない崖っ縁に追い込まれ「切り替えてやるしかない」と石井監督。2戦目以降も積極的に戦うだけだ。(重光 晋太郎)

 ▼楽天・則本昂(4回6安打3失点)分からないです。(直球は)悪くなかったと思う。

 ▼楽天・松井(8回から5番手で1回1安打1失点)どうもこうもないです。結果が出ていないので(復帰したことは)関係ないです。

 ▼楽天・宋家豪(9回から6番手で1/3回1安打1失点)悔しいですが、切り替えて次、頑張ります。

続きを表示

2021年11月7日のニュース