巨人連勝で下克上突破!ヤクルトとのCSファイナルSへ 11ゲーム差つけられた阪神にやり返した!

[ 2021年11月7日 17:33 ]

CSファーストステージ第2戦   巨人4―2阪神 ( 2021年11月7日    甲子園 )

<セCSファーストS 神・巨(2)>3回2死満塁、丸は逆転2点タイムリーを放つ (撮影・森沢裕)
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 2年ぶりに開催されたセ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)は7日、甲子園でファーストステージ第2戦が行われ、3位の巨人が2位・阪神に4―2で逆転勝ちを収めて2連勝。6年ぶりにリーグ優勝したヤクルトが待ち受けるファイナルステージ進出を決めた。巨人がファーストステージを無傷の連勝で突破するのは2010年、18年に次いで3度目。10日に神宮で開幕するファイナルステージは6試合制で行われ、ヤクルトにアドバンテージ1勝が付与される。

 巨人は今季チーム最多11勝を挙げた先発左腕・高橋が2回途中2失点で降板する苦しいスタートとなったが、2点先制された直後の3回、先頭・吉川の遊ゴロが敵失を誘って出塁し、大城と代打・八百板の連打で無死満塁。松原の3連打目となる左前適時打で1点を返すと、2死満塁から丸が右前へ2点適時打を放って逆転した。

 その後は膠(こう)着状態となったが、6回に4番手左腕・高梨が安打と連続四球で2死満塁のピンチを招くと、ここで5番手としてリリーフした右腕・鍵谷が相手4番・マルテを三ゴロに仕留めて無失点。3―2のまま迎えた8回には、先頭・坂本の三ゴロが敵失を誘発して出塁すると、丸のセーフティーバントと亀井の送りバントで1死二、三塁とし、ここで登板した阪神守護神・スアレスの代わりバナの初球をウィーラーが中犠飛して貴重な1点を加え、最後はデラロサ、中川、ビエイラのリレーで逃げ切った。

 リーグ3連覇を目指した巨人は8月29日に150日ぶりとなる首位に浮上したが、9月以降に失速して3位転落。10月には13戦勝ちなしの10連敗を喫して最大15あった貯金を使い果たし、3年ぶりの借金1でシーズンを終了。2位・阪神にも11ゲーム差をつけられ、阪神戦も14年ぶり負け越しとなったが、CSできっちりやり返した。

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