DeNAドラ1小園、“サプライズ番長”に「びっくり」 仮契約に三浦監督同席、高校生活満喫指令も

[ 2021年11月7日 05:30 ]

仮契約を終え、DeNA・三浦監督(右)とポーズをとる市和歌山の小園
Photo By 代表撮影

 DeNAからドラフト1位指名を受けた市和歌山の最速152キロ右腕・小園が、和歌山市内で契約金1億円、年俸1320万円で仮契約。三浦監督が同席するサプライズに、恐縮するばかりだった。

 「びっくりした。身が引き締まる思いです」

 現在、秋季練習中の三浦監督はこの日、新横浜駅から新幹線に乗り、電車を乗り継ぎ約3時間30分かけて現地入りし、期待の右腕との対面を果たした。驚くばかりの右腕に三浦監督は「コロナ下で制限もあるが、今のうちに遊んでおけ」と異例の高校生活満喫指令。本来なら厳しい練習や、精神面強化を促す場面だが、自身も高校から直接プロ入りした指揮官だけに「思い出もつくっておけ」と残り少ない学生生活の充実を指示した。

 もっとも小園は「自分は遊ぶより、家で映画を見たりするのが好きで…」と苦笑い。本業となる野球に関しては「練習は続けている。初心を忘れず頑張ります」と力強かった。(大木 穂高)

 ◇小園 健太(こぞの・けんた)2003年(平15)4月9日生まれ、大阪府出身の18歳。貝塚一中では、硬式野球ヤングリーグ、貝塚ヤングに所属。市和歌山では3年時にセンバツ出場。ツーシームが武器で変化球も多彩。風間(ノースアジア大明桜)、森木(高知)とともに「高校BIG3」と呼ばれた。1メートル85、90キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

2021年11月7日のニュース