樋口新葉、3回転半着氷 200・98点で2位「次につながる」

[ 2020年11月28日 17:35 ]

フィギュアスケートGPシリーズ最終戦・NHK杯最終日 ( 2020年11月28日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )

女子フリー、演技する樋口新葉(代表撮影)
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 女子フリーで18年世界選手権銀メダルの樋口新葉(明大)は131・27点をマークし、ショートプログラム(SP)との合計200・98点で2位に入った。

 冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を初めてクリーンに着氷。今季導入された4分の1回転足りないジャンプの「q」が付き、出来映え評価(GOE)で減点されたが、大技の完成は間近だ。前日はSPで初めて3回転半に挑戦し転倒していただけに、演技後はガッツポーズと笑顔がはじけた。「キレイに決められたことがうれしくて(ガッツポーズが)出てしまいました。こらえるような感じにはなってしまったけど耐えられて、次のジャンプも大きなミスなく滑り出すことができた」と納得の表情で振り返った。

 SPから2日連続で3回転半に挑戦したことも「良い練習になった」と強調。減点については「ほとんどタイミングだと思うけど、回転をかけるのが遅くなってしまったと思う」と分析しつつ、「着氷はできたので次につながる」と12月の全日本選手権(長野)での大技成功を見据えた。

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