パラ馬術 元JRA騎手・高嶋活士が2種目制覇 東京パラへ「質を上げていきたい」

[ 2020年11月28日 17:17 ]

パラ馬術全日本選手権第2日 ( 2020年11月28日    東京・馬事公苑 )

<第4回全日本パラ馬術大会>演技を行う高嶋とケネディ号
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 個人課目が行われ、5段階のクラス分けで障がい4の高嶋活士(27=コカ・コーラボトラーズジャパン)が得点率65・284で制し、初日の団体課目と合わせて2冠を達成した。コロナ明け初の大会は、東京パラリンピックの本番会場で実施。「ありがたい経験。馬も人も慣らすことができてよかった」と振り返った。

 馬を愛し続けてきた。11年3月にJRA騎手としてデビュー。しかし13年2月に落馬事故に遭い、右半身にまひが残った。復帰を目指して2年半のリハビリの間、馬術で東京パラを目指す元騎手の常石勝義(43=明石乗馬協会)の存在を知った。同じ境遇の選手がパラ馬術で世界を目指していることを知り、15年9月に騎手免許を返上。その後すぐにパラ馬術の世界に飛び込んだ。

 「落馬したときの記憶はないので、恐怖がない分すぐに乗り始めることができました」

 現在は強化指定選手にまで上り詰め、日本のトップ選手として活躍している。東京大会本番で大本命の相棒「ケネディ号」との相性もばっちりだ。

 「本当におとなしくて、氷砂糖が大好きなかわいい子。今回の試合もかなり強風で物が倒れたりしてびっくりしていたが、そんなに驚かなかった。本当に頑張ってくれたと思う」

 高嶋とケネディ号が目指す来夏の祭典まで、残り約9カ月。「本番まで集中して、馬と人の質を上げていきたい」と意気込んだ。

 ▽パラ馬術 肢体不自由、視覚障がいの選手による男女混合の馬場馬術。障がいの程度によって5つのクラスに分けられ、数字が小さい方が障害が重い。演技の正確性と芸術性を競い、個人課目、団体課目、自由演技課目の3種目が実施される。

 ◆高嶋 活士(たかしま・かつじ)1992年12月2日、千葉県市原市出身の27歳。JRA競馬学校騎手課程27期生として11年に美浦・柴崎勇厩舎所属でデビュー。18年世界選手権個人11位、団体10位。

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