坂本花織がNHK杯初優勝、熱演マトリックスでタイトルつかんだ

[ 2020年11月28日 17:15 ]

フィギュアスケートGPシリーズ最終戦・NHK杯最終日 ( 2020年11月28日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )

女子フリーの演技を終え、ガッツポーズの坂本花織(代表撮影)
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 女子は坂本花織(シスメックス)が合計229・51点で初優勝を飾った。

 27日のショートプログラム(SP)を首位発進し、2位の樋口新葉(明大)に5・89点差をつけて迎えたフリー。昨季と同じ「マトリックス」で、「迫力あるフリーをお見せできるよう、パワフルに滑りたい」と闘志を高めていた。

 序盤にルッツ―トーループの連続3回転を決めて勢いに乗ると、安定したジャンプを続け、大きなミスなくまとめた。演技を終えると、ゆっくりと両手を天に突き上げた。

 「緊張したけど、練習通り伸び伸び滑れたので良かった。取りこぼしがなければ230点を超えられる。もっとレベルアップできるところはたくさんある。全日本で“やったったぞ”って言えるくらいの演技をしたい」と笑顔で話した坂本。

 ファイナルを含めGPシリーズ8戦目でのGP初制覇。タイトルと確かな自信を得た20歳が、2年ぶりの日本一を狙って全日本選手権(12月、長野)に向かう。

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