坂本花織 攻めて首位発進「ノーミスで今後の自信になった」

[ 2020年11月28日 05:30 ]

フィギュアスケート グランプリシリーズ第6戦 NHK杯第1日 ( 2020年11月27日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )

難度を上げた構成を完遂し、首位発進を決めたる坂本花織(代表撮影)
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 GP初優勝を狙う女子の坂本花織(20=シスメックス)が、絶好のスタートを切った。演技を終えると、どや顔で両拳を握りしめる。75・60点で首位発進し、「やりましたぁ!ノーミスでできたので、今後の自信になった」と笑みを浮かべた。

 3回転ループをルッツに変え、演技後半にフリップ―トーループの連続3回転を跳ぶ新構成。「ブノワ先生から突然、LINEが来た。たぶんできるやろ、みたいな感じで」。振付師のブノワ・リショー氏のむちゃ振りにも動じず、難度を上げた構成を完遂した。

 18年平昌五輪に出場し、同年末の全日本選手権も制したが、GPシリーズは17、18年スケートアメリカの2位が最高。2位の樋口に5・89点差をつけ、きょう28日のフリーを迎える。最終滑走で舞うのは、昨季と同じ「マトリックス」だ。「迫力のあるフリーをお見せできるよう、パワフルに頑張りたい」。言葉通りの演技ができた時、20歳がタイトルを手に入れる。

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2020年11月28日のニュース