オールブラックス 競技越えマラドーナさん追悼…背番「10」のジャージー供え「ハカ」披露

[ 2020年11月28日 20:55 ]

マラドーナ氏の名前と背番号「10」のジャージ―を手に進むニュージーランド代表のサム・ケイン主将(AP)
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 ラグビーのニュージーランド代表が28日、オーストラリアのニューカッスルで行われた南半球3か国対抗戦「トライネーションズ2020」のアルゼンチン代表との試合前に、25日に死去した元アルゼンチン代表MFディエゴ・マラドーナ氏(享年60)を追悼した。

 試合前、“オールブラックス”のサム・ケイン主将(28)が、マラドーナさんの名前と背番号「10」が入った黒いジャージーを手にハーフウェイライン付近まで進み、グラウンドに静かに置いた。種目は違えどレジェンドに対し敬意を示し、肩を組んでみつめるアルゼンチン代表の前でハカを行った。

 試合は38-0でニュージーランドの勝利。ニュージーランドは14日には同カードで25―15と、1985年の初対戦から通算30度目の対戦で初めて敗れており、この試合は負けられない大事なカードだったが、試合前に相手国のレジェンドに敬意を示し、そして完勝。通算成績を2勝2敗とした。アルゼンチンは1勝1分け1敗となった。

 オールブラックスの公式ツイッターにも、その様子がアップされ、「素晴らしい行動だ」などの声。日本のファンからも「競技の越えてもリスペクトされるってマラドーナは本当にすごい」「胸が熱くなります」「オールブラックスの計らいに感動」との声が寄せられている。

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