渡辺雄太はラプターズのキャンプに参加 「狭き門」への再挑戦もライバル多数

[ 2020年11月28日 11:34 ]

ラプターズのキャンプに参加する渡辺雄太(AP)
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 渡辺雄太(26)のラプターズでのキャンプ参加を報じているのはカナダ・トロントのフランス語系メディア「レクスプレス紙」のマイク・ラビオー記者で、渡辺以外の2選手も付記している。

 1人はマーケット大から2016年のドラフトで全体18番目に指名されているフォワード兼センターのヘンリー・エレンソン(23=208センチ、109キロ)で、同選手はピストンズ、ニックス、ネッツの3チームで計81試合の出場歴(平均9・2分、4・0得点)がある。渡辺同様にマイナーのGリーグでもプレーしており、4季で54試合に出場して平均20・0得点、9・6リバウンドをマーク。3点シュートの成功率も36・1%とまずまずの成績を残したが、NBAでは“厚い壁”に跳ね返されるシーズンが続いていた。

 もう1人はミズーリ州立大から2018年のドラフトで全体50番目に指名されているアリゼー・ジョンソン(24)で、201センチ、96キロのフォワード。NBAではペイサーズに2季在籍して31試合に出場しているがプレータイムは平均5・9分(1・5得点)と短かった。

 しかしエレンソン同様、Gリーグでは計50試合に出場して平均19・5得点、13・4リバウンドと活躍。3点シュートの成功率は36・3%と、渡辺のGリーグでの成績(計55試合で15・4得点、6・7リバウンド、34・4%)を上回っている。

 渡辺は昨季、テネシー州メンフィスを本拠としてNBAグリズリーズで18試合に出場し、1試合平均5・8分のプレータイムで2・0得点。Gリーグとの「2―WAY契約」を結んだ選手であったものの、結局、本契約までには至らなかった。

 2019年にファイナルで初優勝を遂げたラプターズは、優勝に貢献したフォワードのサージ・イバカ(31)がクリッパーズ、センターのマーク・ガソル(35)がレイカーズに移籍したためにフロントコート陣の補強が急務。すでに昨季サンズに在籍したオーストラリア出身のアロン・ベインズ(33)と、昨季ホークスとキングスに在籍したアレックス・レン(27)の両センターを獲得しているが、王座奪還を目指すにはベンチ・プレーヤーを含めて複数の“ピース”を欠いている。

 カナダ代表の監督で、昨季に最優秀監督賞を受賞したラプターズのニック・ナース監督(53)にとっては、2番ポジション(シューティングガード)から4番ポジション(パワーフォワード)まで3つのポジションをこなせる渡辺の存在はローテーションを考慮すれば大きいはずだが、現時点でこの3つのポジションには、昨季のオールNBA「セカンドチーム」に選出されたパワーフォワードのパスカル・シアカム(26)を含めてすでに11人がチームにひしめいており、渡辺が登録枠(17人)とベンチ枠(13人)を勝ち取るにはプレシーズン・ゲームでの実績と結果が必要になってくるだろう。

 なおカナダ・トロントを本拠にしているラプターズは、米国への移動の際に帰国後検疫が必要となるために、今季は当面の間、米フロリダ州タンパを拠点にすることが決定済み。プレシーズン・ゲームは3試合で、12月12日と14日は敵地シャーロット(ノースカロライナ州)でホーネッツと対戦し、最終戦となる18日には“準本拠地”のタンパで昨季のファイナルに進出したヒートと顔を合わせる。

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