元関脇・嘉風と佐伯市側、争う姿勢「地元PRイベントで重傷引退」

[ 2020年11月28日 05:30 ]

元関脇・嘉風の中村親方
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 大相撲の中村親方(38)=元関脇・嘉風=が、出身地の大分県佐伯市でPR活動のため渓流下りをして重傷を負い、引退を余儀なくされたとして、市などに計約4億8000万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が27日、東京地裁(三輪方大裁判長)で開かれ、市側は争う姿勢を示した。

 訴状などによると、中村親方は現役だった昨年6月、相撲部屋の合宿中、乗り物を使わずに渓流下りをするイベントで右膝に重傷を負った。ドクターヘリで病院に搬送され、リハビリも続けたが、右足首に装具を着けなければ歩行が難しい状態になり、同9月の秋場所限りで引退した。

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2020年11月28日のニュース