ついにNFLの昨季MVPも感染 レイブンズのQBラマー・ジャクソンが陽性反応

[ 2020年11月27日 11:25 ]

新型コロナへの感染が判明したレイブンズのQBラマー・ジャクソン(AP)
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 米メリーランド州ボルティモアを本拠にしているNFLレイブンズのエースQBで、昨季のMVPに輝いたラマー・ジャクソン(23)が新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したことが明らかになった。26日にスポーツ専門局のESPNが報じたもので、ジャクソンの感染が判明する前にレイブンズでは選手とスタッフ併せて4人の感染も明らかになっていた。

 ジャクソンはルイビル大時代の2016年に全米大学最優秀選手に与えられるハイズマン賞を授賞。NFL2季目だった昨季にはQBながらラッシング部門でリーグ7位の1206ヤード(7TD)を走破していた。

 今季も10試合に出場し、パスで1948ヤード(15TD)、ランで575ヤード(3TD)をマーク。今季6勝4敗のレイブンズは当初、感謝祭の26日に敵地ピッツバーグ(ペンシルベニア州)で今季10戦全勝のスティーラーズと対戦するはずだったが、前日に7選手が「感染リスト(濃厚接触者を含む)」に登録されたためにNFLはこの試合を29日に延期していた。

 しかしレイブンズでは今週に少なくとも選手12人が感染。NFLは26日から29日にレイブンズ対スティーラーズ戦を延期したものの、主力QBまでも欠いてしまったチームを遠征先に送り込んで試合をやらせるのかという難題を突き付けられており、新たな対応を迫られそうだ。

 メリーランド州では26日に新たに2319人の感染が判明して29人が死亡。感染者は過去6番目に多い数だが、6回すべてがこの2週間に集中しており、州当局では危機感を強めている。なおレイブンズのジョン・ハーボー監督(58)はジャクソンらの感染判明を受けて、30日まで選手にチーム施設での練習は認めない方針を示した。

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2020年11月27日のニュース