大相撲秋場所、37年ぶり複数横綱不在も…白鵬、鶴竜ともに相撲取れる段階まで回復せず

[ 2020年9月11日 05:30 ]

白鵬(左)と鶴竜
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 7月場所をケガで途中休場した白鵬(35=宮城野部屋)、鶴竜(35=陸奥部屋)の両横綱は調整が大幅に遅れ、秋場所への出場が厳しい情勢となった。複数の横綱が初日から休場して不在となれば、1983年夏場所の千代の富士、北の湖以来、37年ぶりの非常事態となる。

 関係者によると、この日の白鵬は稽古を回避して治療を受けたという。先場所は初日から10連勝を飾りながら、右膝を負傷して13日目から休場。8月に内視鏡による手術を受けたものの、稽古場で相撲を取れる段階には回復しなかった。

 鶴竜は右肘を痛めて先場所2日目から休場し、それ以降は本格的な稽古を再開できていない。9日には「体が全体的にできていない」と万全には程遠い状態を認めていた。

 白鵬の師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)、鶴竜の師匠の陸奥親方(元大関・霧島)はこの日、報道陣に対応しなかった。両横綱は故障が目立ち、令和になってから7場所で、休場はともに4場所に及んでいる。

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2020年9月11日のニュース