大坂なおみ 2年ぶり決勝進出!「質の高い試合だった」準決勝で25歳新鋭にフルセットの末に勝利

[ 2020年9月11日 10:23 ]

テニス全米オープン第11日 ( 2020年9月10日    ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )

全米オープン女子シングルス準決勝で強烈なフォアハンドストロークを放つ大坂なおみ(AP)
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 テニスの全米オープン第11日は10日(日本時間11日)、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われた。女子シングルス準決勝で世界ランキング9位の第4シード、大坂なおみ(22=日清食品)は、同41位で第28シードのジェニファー・ブレイディ(25=米国)と対戦し、7―6、3―6、6―3でフルセットの末に勝利。2年ぶりの決勝進出を果たし、2度目の優勝に王手をかけた。決勝では、世界ランキング8位の第3シード、セリーナ・ウィリアムズ(38=米国)と同27位のノーシード、ビクトリア・アザレンカ(31=ベラルーシ)の勝者と対戦する。

 ブレイディとの過去の対戦成績は1勝1敗(下部大会含む)。直近の対戦は、18年4月のボルボ・カー・オープン1回戦で、大坂がストレート勝ちしていたが、ブレイディは今年1月に世界1位のアシュリー・バーティ(24=オーストラリア)に勝利し、8月にはツアー初優勝するなど急速に力をつけ、勢いに乗って今大会に乗り込んできた。

 第1セットは、お互いにサービスキープを続け、タイブレークに突入。2―1から5連続ポイントを奪って第1セットを先取した。第2セットもサービスキープ合戦となり、第8ゲームでブレークを許し、ゲームカウント3―5。続く第9ゲームをキープされ、3―6で第2セットを落とし1セットオールとなった。

 第3セットは、第4ゲームでこの試合初めてのブレークに成功。その後はサービスゲームをしっかりとキープし続け、第3セットを6―3で奪い、フルセットの末に勝利した。

 試合後のオンコート・インタビューで大坂は「ニューヨークは私の第2の故郷。質の高い試合だった。サーブもお互いにうまく打っていた。私は自分が勝とうが負けようが思い切り試合をしようとしてプレーした」と振り返った。

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