春場所、無観客も懸賞はそのまま Vパレードは実施せず

[ 2020年3月2日 05:30 ]

臨時理事会に臨む八角理事長(中央)(撮影・奥 調)
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 日本相撲協会は1日、大相撲春場所(8日初日)の開催場所である大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪で臨時理事会を開き、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受けて、春場所を無観客で開催することを決めた。過去に一般客に非公開だった場所はあるが、無観客は史上初めて。力士の体調管理などを徹底し、感染者が出た場合は中止となる。

 これまで同様に幕内の取組に懸賞は懸けられる。春場所は地方場所で最も懸賞が多い場所だが、無観客開催となったことを受け、今後は辞退するところが出る可能性はある。異例の場所だけに、芝田山広報部長は「キャンセルするのであればキャンセルでいい」と理解を示した。優勝者には千秋楽に賜杯、優勝旗、総理大臣杯の授与は行うが、その他の表彰は行わない予定。優勝パレードも実施しない方向だ。

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