【バレーボール】石川祐希が帰国「気持ちはパリに向かっている。頭の中は代表モード」五輪メダル獲得へ決意

[ 2024年5月3日 12:39 ]

イタリアでのシーズンを終えて帰国した石川祐希
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 バレーボール男子イタリア1部リーグのミラノの日本代表主将・石川祐希(28)がイタリアでのシーズンを終えて3日、羽田着の航空機で帰国した。

 今季はレギュラーシーズンを6位で終え、プレーオフでは準決勝でペルージャに敗れたものの、3位決定戦でトレンティーノを下し、昨季の4位を上回るチーム史上最高の3位に入った。石川自身も、開幕前に掲げた目標のリーグ優勝には届かなかったが、イタリア移籍後9季目で自己最高の成績で終えた。

 空港で取材に応じた石川は「目標は達成できなかったが、昨季よりも良い成績で終えられたのが何より。悔しいシーズンだったとも思うけど、今までで一番良い成績を残せたところは良かった」と充実のシーズンを振り返った。

 つかの間のオフを挟んで日本代表に合流するが「早く合宿に入りたい。自分の気持ちはネーションズリーグ、パリに向かっている。万全の状態で合流できるようにオフを過ごしたい。頭の中は今はもう代表モードになっている」と既に日本代表モードに切り替わっている。
 日本代表は5月21日に始まる五輪前哨戦ネーションズリーグを経て7月中旬に渡欧。7月26日開幕のパリ五輪ではミュンヘン大会以来52年ぶりのメダル獲得を目指す。

 日本のエースは「日本代表としてもいいレベルにいる。この後、ネーションズリーグの戦いになる。パリが最大の目標。そこでメダルを獲得するためにしっかり準備したい」と意気込みを示した。

 自身が初出場した21年東京五輪は8強で終わった。3年前のチーム状態と比較し「僕は結果が出たシーズンをここ数年送るれているので、世界のチームを相手にした時の自信は間違いなく違う。他の選手もネーションズリーグでメダルを獲ったり、パリ五輪の切符を獲ったり、力も付けて、プラス結果も出た昨シーズンを送っている。今まで以上に全員が自信を持って集まると思う。ネーションズリーグ、パリ五輪でメダルを獲る覚悟はチーム全員ができている」とメダル獲得への自信をにじませた。

 ◇石川 祐希(いしかわ・ゆうき)1995年12月11日生まれ、愛知県岡崎市出身の28歳。姉の影響で小学4年時にバレーボールを始めた。星城高では2年連続高校三冠。中大1年時の14年にイタリア1部モデナに加入。ラティーナ、シエナ、パドバを経て20年ミラノ移籍。14年日本代表初選出。21年東京五輪8強。23年ネーションズリーグ3位。1メートル92、84キロ。アウトサイドヒッター。

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