ノリス “天国の父”に捧ぐ涙のV「この場にいてくれたら…」 日本ツアー4勝目

[ 2019年10月7日 05:30 ]

男子ゴルフツアー トップ杯東海クラシック最終日 ( 2019年10月6日    愛知県 三好CC西C=7295ヤード、パー71 )

優勝し、カップを手に笑顔のノリス
Photo By 共同

 首位から出たショーン・ノリス(37=南アフリカ)が3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72とスコアを落としながら通算9アンダーで昨年11月の平和PGM選手権に続く日本ツアー4勝目を挙げた。秋吉翔太(29=ホームテック)と時松隆光(26=筑紫ケ丘GC)が通算8アンダーの2位。石川遼(28=CASIO)は通算5オーバーの47位だった。

 最終18番で1メートルの優勝パットを沈めた瞬間、ノリスはその場にしゃがみ込み、頭を抱えて涙を流した。「父がこの場にいてくれたらと思うと」。

 ゴルフの師でもあった父・パトリックさんが7月5日に死去。精神的に不安定になった兄のため4歳年下の弟・カイルさんが母国から駆けつけ、先週から2年ぶりにバッグを担いでくれている。「きっと父さんが見守ってくれてるから」と何度も声を掛けてくれた弟と兄弟で優勝を勝ち取った。

 16歳までラグビーにも親しんだ1メートル88、100キロの堂々たる体格。W杯を引き合いに「同郷(南アフリカ)の頑張りも心の支えになっている」と語った。

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2019年10月7日のニュース