奈紗、2年ぶり3度目V 09年諸見里以来のメジャー連勝 勝因は「反骨心」

[ 2019年10月7日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 日本女子オープン最終日 ( 2019年10月6日    三重県 白山ヴィレッジGC=6479ヤード、パー72 )

09年の諸見里以来の国内メジャー連勝を飾り、優勝カップにキスする畑岡(撮影・井垣 忠夫)
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 首位タイから出た畑岡奈紗(20=森ビル)が6バーディー、3ボギーの69で回り通算18アンダーで2年ぶり3度目の大会制覇を果たした。日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯以来の通算8勝(米3勝)目で日本人選手のメジャー連勝は09年の諸見里しのぶ以来。20歳266日でのメジャー4勝は樋口久子を抜いて史上最年少で到達となった。渋野日向子(20=RSK山陽放送)は72と伸ばせず通算9アンダーで7位に終わった。

 苦しかった今季のモヤモヤを振り払った。表彰式。昨年の優勝者、柳簫然(ユソヨン)から優勝ジャケットをかけられた畑岡が満足そうな表情を浮かべた。「昨年は私がかける役目で悔しかった。取り戻した、って感じですね」

 この日は、2016年にアマチュア制覇した時と同じ赤色のシャツを選択。優勝へのこだわりを見せる一方で、今季の海外メジャーで気負い過ぎて空回りした反省から「初心に帰ることを意識した」という。首位から出たものの、3、4番の連続ボギーで3位に後退。それでも「難しいのはみんな一緒」と気持ちを落ち着かせた。

 2つ戻して迎えた9番パー4では、第1打をグリーン手前の木に当て、ピンまで57ヤードのアプローチを残した。「上げにいかずに転がす感じ。58度でシンプルに打てた」。絶妙の寄せで30センチにつけてバーディー。「練習してきたので」とさらりと言った。後半はショットの安定感を取り戻し、16番パー3では71の第1打を2メートルにピタリ。「ずっと我慢だったので大きかった」と勝利を決定づけた。

 夏場はメジャーで連続予選落ちなどどん底を味わい「自信を失っていた」と明かす。そこから生還できたのは「反骨心だった」。「全英で日向子ちゃん(渋野)が勝って悔しかったし、昨年の悔しい思いが何度もプレー中にもよみがえった」と敗戦を良薬に変えた。

 国内メジャーは6戦して4勝。難しいセッティングでの大会で抜群の強さを発揮し来年の東京五輪では「金メダルを獲りたい」と宣言した。「五輪にはこの勝利で近づいたと思うけど、世界ではまだ力不足。来年までにいい準備ができたら」。スポット参戦した3戦でメジャー2勝。日本のエースの底力を示し、米ツアーに復帰する。

 《日本女子オープン優勝回数》樋口久子の8勝が最多で、3勝は畑岡奈紗とト阿玉。2勝が吉川なよ子、大迫たつ子、日蔭温子、森口祐子、岡本綾子、服部道子、宮里美香の7人。

 《メジャー連勝》日本人選手では09年にワールドレディース・サロンパス・カップと日本女子プロ選手権を連勝した諸見里しのぶ以来。日本女子プロ選手権と日本女子オープンの同一年制覇は、77年の樋口久子に次ぐ史上2人目。

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