No・8姫野 W杯初トライで故郷に錦「声援が後押ししてくれた。最高でした」 全勝8強宣言も出た

[ 2019年10月5日 22:19 ]

ラグビーW杯1リーグA組   日本38―19サモア ( 2019年10月5日    豊田ス )

<日本・サモア>後半、ゴール前のラインアウトモールから姫野(中央)がトライ(撮影・成瀬 徹)
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 世界ランキング8位の日本代表は、同15位のサモアに38―19で勝利し、開幕3連勝。終盤の連続トライで1試合4トライ以上で与えられるボーナスポイントも獲得し、勝ち点を14として日本史上初の決勝トーナメント進出へ大きく前進した。名古屋生まれのNo・8姫野和樹(25=トヨタ自動車)は後半に自身W杯初トライを決め、「皆さんの声援が選手の背中を後押ししてくれた。最高でした」と感謝の言葉を口にした。

 姫野は後半11分、ジャッカルで相手反則を誘ってPGを演出。同14分には左ラインアウトからモールで一気に押し込み、ゴールに飛び込んでW杯自身初となるトライを決めた。

 スタンドからの“姫野コール”に応えて攻守に貢献し「最高の形でアピールできた。ピンチをチャンスに変えるプレーを心掛けていた」。チームは終了間際のトライで執念のボーナスポイントを手にしたが、「今後、本当に大きな1ポイントになるので、ボーナスポイントを取って勝てたことをホッとしています」と笑顔を見せた。

 故郷に錦を飾り、「強い相手でしたけど、ここにいるファンの皆さん、テレビで観戦してくれたファンの皆さんの声援が選手の背中を後押ししてくれた。最高でした。ありがとうございます」と感謝。8強進出を懸けて臨むスコットランドとの最終戦(13日、横浜)へ向けて、「残りの試合も必ず勝って、全勝でベスト8に行けるように準備してやっていきたい」と力を込めた。

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