貴源治、自主引退不服の兄・貴ノ富士へ「自分が招いた問題。責任を取らないと」

[ 2019年10月5日 05:30 ]

貴ノ富士(左)と貴源治
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 大相撲の幕内・貴源治(22=千賀ノ浦部屋)が4日、2度目の暴力問題で日本相撲協会から自主引退を促されている双子の兄、十両・貴ノ富士について「協会に残れないのは誰もが分かること。兄貴が自ら招いた問題。しっかり責任を取らないと」と身を引くべきとの考えを示した。

 貴ノ富士は先月末、会見を開き「処分は重く受け入れられない」とした。以来、兄と音信不通状態が続くが「元気でやっててくれれば」と身を案じる。体調面を気にかけ「親も兄貴を心配し疲れ切っていた。仕事が身に入らないと。家族に申し訳ない」と一連の言動が身内に影響を及ぼしていることも明かした。

 一方で、2人は血のつながった双子。「兄貴は兄貴、俺は俺の人生」と割り切る一方で、「俺だって兄貴にはやめてほしくない。けど、今回ばかりは仕方ない。お互いそれぞれの道で立派な大人になって、いつかまた、いつものように話がしたい」と胸中を明かした。

 ≪協会臨時理事会 引退勧告処分も≫貴ノ富士が自主引退しない場合、協会はコンプライアンス委員会に追加答申を委嘱し、臨時理事会を開いて「引退勧告」などの処分を決める見込みだ。ただ、引退を届け出る期限は設定されていない。貴ノ富士は現在、千賀ノ浦部屋を出て謹慎中。代理人を立てて現役続行を望んでおり、処分が「解雇」となれば法的な手段を取る可能性もある。

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2019年10月5日のニュース