渋野、9位後退…レベル差痛感し変心!?米ツアー参戦「ちょっとある…」

[ 2019年10月5日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 日本女子オープン   第2日 ( 2019年10月4日    三重県 白山ヴィレッジGC=6479ヤード、パー72 )

7番、バーディーを決める渋野日向子(撮影・井垣 忠夫)
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 首位に3打差の7位から出た渋野日向子(20=RSK山陽放送)は5バーディー、3ボギーの70で回ったものの通算7アンダーの9位に後退した。パットに苦しむ中、同組で、ともに通算10アンダーまで伸ばした畑岡奈紗(20=森ビル)、柳簫然(29=韓国)とのレベル差を痛感。米ツアーへの関心が急激に高まっていることを告白した。68で回ったペ・ヒギョン(27=韓国)が通算12アンダーで首位に立った。

 国内最高峰の大会で、渋野の頭の中は「U・S・A」に染まっていた。同組2人は米ツアーのトップ選手。卓越した技術と流ちょうな英語に圧倒され「レベルの差を感じましたし、2日間、米国でやっているような気分だった」と苦笑いした。

 それでも知らず知らずのうちに同化するのがしぶこ流。柳簫然には英語で「どこ出身?」と質問され「岡山」と即答。7番では「奈紗ちゃんに“ナイスバーディー”と言われ、“サンキュー”と(英語で)答えちゃった」と笑い飛ばした。米ツアーへの興味について「全英で勝った時よりは、ちょっとある。すぐとは言わないけど、なるかもしれない。将来的には」と明かした。

 8月のAIG全英女子オープンを制して、海外挑戦の扉は開かれた。当初は国内重視を明言していたが、最近の3戦で心は動かされた。畑岡が英語でキャディーと会話する姿に憧れ、難しいセッティングの舞台での強さにも感化された。「海外で経験しないと、なかなか上位に上がれないと凄く感じた」と武者修行の必要性も認識している。

 この日は同組2人に後れをとったが、終盤の3連続バーディーで意地は見せた。6番で2オンに成功しバーディーを奪うと7番では約7メートルを沈め、8番は第1打をピンまで1メートルにつけ大勢のギャラリーを沸かせた。「ショットに救われた」一日だったが、まだ2日ある。「5差は十分射程圏内。全てがかみ合えば爆発するとは思う」。いつもの渋野らしく、前向きな姿勢を示した。 

 ▼3位・柳簫然 今日は最初はあまり調子が良くなかったが、だんだん1Wもアイアンショットも良くなった。6番でイーグルも取れて良かったです。(前年覇者は連覇に向けて好位置)

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