錦織 試合中に考える意外なコト 子供からの質問に「俺も同じです」

[ 2019年10月5日 13:29 ]

トークイベントに出演した錦織
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 男子テニスで世界ランキング8位の錦織圭(29=日清食品)が試合中に意外なことを考えている事実を明かした。

 5日に東京・有明テニスの森公園で開催された森永製菓の主催するトークイベントに出演。子供からの質問コーナーで「試合中に集中力が切れてしまうので、どうすればいいですか?」と問われ「俺も同じです。試合中に“試合後に何を食べに行こうか”とか“ケーキ食べたいな”とか、本当に調子の悪い時は“早く帰って寝たい”とか考えている」と応じた。

 その上で「目の前の1ポイントに集中することが大事。“この1ゲームを取りたい”とか“この1セットを取ったらどうなるか”とかは考えない。目の前のことをクリアにして目先のことは考えないようにしている」と的確なアドバイス。自身の目標設定についても「なるべく目標は遠すぎないものにして、手の届くような目標を立てる。先を見すぎずに少しずつ階段を上がるイメージ」と語った。

 右肘の故障で、現在開催中の楽天ジャパン・オープンを欠場。10月21日開幕のエルステバンク・オープン(ウィーン)での復帰を目指しており「だいぶ治ってきています。6週間はテニスをできないと言われていて、まだ4週間なので、もう少しかかりますが、トレーニングは毎日やっている。順調だと思います」と強調した。

 会場の気温は30度超。用意された黒い椅子に暑すぎて座れず、立ったままの状態で約20分間のイベントをこなした。集まったファンに「熱いのでinゼリーをしっかり飲んで下さい」と森永製菓の商品をPR。イベント後には所属する日清食品のブースに立ち寄るなど精力的だった。

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2019年10月5日のニュース