水上、逆転で3回目V パット絶好調で後半チャージ

[ 2019年10月5日 05:30 ]

スポニチ主催 内閣総理大臣杯第50回日本社会人ゴルフ選手権   最終日 ( 2019年10月4日    神奈川県 相模原GC東C=7233ヤード、パー72 )

内閣総理大臣杯を手に笑顔の水上晃男(左)とシニアの部優勝の山本二朗(撮影・沢田 明徳)
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 3打差の13位からスタートの前年覇者、水上晃男(52)が15番からの3連続バーディーで69と伸ばし、通算1オーバー、145で初日トップの儀保和(29)に1打差をつけ逆転。04年、18年に続く3回目の優勝は中土靖、笠松孝太郎と並ぶ大会最多タイ記録となった。シニアは山本二朗(63)が通算18オーバー、162(総合42位)で2度目の優勝を果たした。

 昨年は初日の貯金を生かして逃げ切り、今回は3打差を逆転して連覇の水上は「微妙なパットが全部入ってくれました。3打差あったので、自分が3アンダーならチャンスはあると思いました」と笑顔を見せる。前半は35で折り返し、終盤15番から女子プロ・渋野ばりの3連続バーディーの猛チャージを見せた。関東を代表するトップアマも52歳。若い社会人には飛距離では勝てないが、アプローチ、パターでカバーし「アイアンの精度ではプロに負けません」と語る。来月には25歳以上が対象の全日本ミッドアマでも日本一を狙う。

 【山本“本拠”の利でシニア優勝】シニアで2度目の優勝を果たした山本は舞台となった相模原GCのメンバー。コースは熟知しており「初日のグリーンは自分に合っていたが、今日は全然打てなくて」と、最終日85のスコアに苦笑い。日本レストランシステムの役員を務めており、優勝と同時に来年のシード権獲得に「この大会の仲間とまたプレーできるのがうれしい」と喜んだ。

 ▼2位儀保 和 前半はショットが悪くても、1パットでしのいでいましたが、後半は続かなかった。やはり背中痛で自分のスイングができず、飛距離も出ないのが苦しかったですね。(最終18番、バンカーに入れてのボギーで1打及ばず)
 

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2019年10月5日のニュース