羽生結弦、笑顔の会見詳報「暴れ回る炎になれている」

[ 2019年3月19日 12:53 ]

<世界フィギュア公式会見>会見で笑顔を見せる羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 フィギュアスケート世界選手権(20日開幕、さいたまスーパーアリーナ)の公式練習が19日に行われ、男子で五輪連覇の羽生結弦(ANA)が午前11時から本番会場で汗を流した。練習後、羽生は笑顔で会見に臨んだ。

  ―今大会へ重点を置いてきたことは

 「まず試合に向けて体作りから初めて、足首も完治ではないが、試合に出られる状態に戻すことを重点的にやってきた。いろんな方々のサポートを受けていろんな練習をして、試合に出られる状態になった。とにかく練習の過程でいろいろな方々にサポートしていただいたので、感謝をしながら滑りたい」

 ―現時点での状態、五輪に向けての過程との違いは

 「自分の求める100%から何%かといえば、胸を張って100%といえる状態。もちろん、その100%というのは毎回、限界値が同じわけではない。シーズン前に理想としていた100%かといわれるとそうじゃないかもしれない。そこは具体的に今は説明できないけど、今の自分の世界選手権に向けてという状態の中では100%だと思う。五輪までとの相違点に関しては、似ているところもあるという感覚もありつつ、世界選手権ということで五輪と違った緊張感がある中で試合に向けて準備している。日本ということで、また違った注目のされ方、緊張感もまた違ってきている。試合で感じたいことを感じていければいいかな」

 ―今大会で自分に課していること、成し遂げたいことは

 「一番の目標は、今季の自分が演技してきたもの、今季の練習、試合も含めた上で全ての自分に勝ちきれるような演技をすることが一番の目標。それはもちろん公式練習の準備の仕方、試合に向けた日々の過ごし方とか、気をつけないといけない点がある。集中すべき時に集中して、スケートを楽しむ時は楽しみたい」 

 ―22年北京五輪への思いは

 「五輪について今は考えられない。この大会に集中することが必要。この大会でベストを尽くしたい」 

 ―さいたまスーパーアリーナに対する思い

 「さいたまで滑る世界選手権というのはやはり、ソチ五輪後に優勝できたところというのもある。非常に自分自身、気持ち良く試合に臨めているなという感覚がある。調子どうのこうのは別として、メーンリンクの練習でやりたかったこと、感じたかったことを1つ1つ感じることができた。ミッションコンプリート、なんていえばいいんですかね。やりたかったことを全て達成できたという意味では感覚良くできた」

 ―平昌までの準備を生かせたところ

 「うまく生かせたところは、あの時に一番大切だった試合の五輪に(今回より)1カ月ほど短かったけど、その中で優勝できた。ほぼ納得できるような演技ができた上で優勝できて、すごく自信になっているし、試合に出られなかった期間含めてどう気持ち作っていけばいいか、どう日々を過ごしていけばいいか、ケガ明けがどれだけ苦しいか、経験した上での今回の準備だったので気持ちは楽ではなかったと思うけど、いい経験をした上での今回の準備段階だったのかなと思う」

 ―自国開催でどう感じるか、練習でも多くのファンがいた

 「やっぱり練習の段階から見てもらえる、応援してもらえるのは自国開催ならでは。試合でのアドバンテージはないと思うけど、過ごす上で日本語が使えたり、ふと目に入るのが日本語だったりでリラックスできる」

 ―どのような練習してきたか、リンクでの練習再開時期、プログラムを滑った時期は

 「すいません、時期についてはカレンダーを見ないと思い出せない。ループまで跳べるようになったのが、いつだったかな・・・。3週間前くらいかな。3週間前くらいにやっとループが本当に50本に1本くらい跳べるようになった。いろんな練習ってどういう風に表現したらいいか分からないけど、1つ1つの完成度を上げる練習から始めて、右足首の強度を上げつつ、五輪と違ってループを跳ばないといけない使命感がものすごく今回あるのでループに耐えうる筋力を付けるように努力してきた」

 ―心の炎は今どのような状態か

 「正直、ロシア大会で燃え尽くせたかなと思っている。もちろん、ロシアの時は本当に大変でフリー滑るのも大きな決断だった。ロシアで滑り切れたからこそ、自分の中でくすぶり続けていたものがちょっと解放された感覚もあって。ただ、試合を見ているだけの時期はすごく悔しかった。油はあるし火もあるんだけど、ちっちゃい部屋の中で燃えている感じだった。やっとこうやって試合の会場に来て、今は大きな箱の中で光って暴れ回る炎になれている。勝つっていうことは一番大切なものだと思うし、競技者として持っていないといけないこと。ただ、相手に勝つだけじゃなくて自分に勝った上で、このすごく煮えたぎっている勝ちたいという欲求に対して、すごく素直に勝ちを取りたいなと思う」

続きを表示

この記事のフォト

「渋野日向子」特集記事

「ラグビーワールドカップ2019日本大会」特集記事

2019年3月19日のニュース