「スポーツデータ解析コンペティション」野球部門最優秀賞に柴田さん

[ 2019年3月19日 05:30 ]

野球部門の最優秀賞で講演する慶大・柴田頼仁さん
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 大学の研究機関によるスポーツ統計科学・分析を推進する「スポーツデータ解析コンペティション」(主催・日本統計学会スポーツ統計分科会、協力・スポニチ)の表彰式が15日、中大・後楽園キャンパスで行われた。

 今年度で8回目を迎えた同コンペには、各大学の研究室から過去最多となる90チームが参加。データスタジアムから提供された公式戦のデータを基にして、野球・サッカー・バスケットボールの3分析部門、映像解析部門、インフォグラフィック部門で独創的な研究結果が多数集まった。

 この日の表彰式では、各部門の最優秀賞など重賞チームが講演に臨んだ。野球部門の最優秀賞に輝いた柴田頼仁さん(慶大4年)が「研究成果の発表を通じて大好きな野球に恩返しをしたいです」と語るなど、熱気にあふれた発表の場となった。

 ▼中大理工学部・酒折文武准教授 (コンペを主宰して)応募チームが年々増えてきているのも、スポーツ統計への関心やニーズが高まっていることを反映していると思います。

▽最優秀賞
 ☆野球部門 「LSTMを用いた球種予測モデルの構築」 柴田頼仁、鈴木秀男(慶大)
 ☆サッカー部門 「機械学習を用いたパス成功確率予測モデルの提案」 和田滉平、中村啓佑、川島稜平、三家礼子(早大)
 ☆バスケ部門 「ディフェンスから見た効率的な戦術決定法 ~後半に逆転するためには~」 秋山麗奈、植塁、松尾波生、小泉和之(横浜市大)、落海望(湘南工大)
 ▽スポニチ賞 野球部門「地元愛は勝つのか―打者貢献度と出身の関係性―」 朝倉剛一、熊倉徹、佐藤雄太、藤悠介、酒折文武(中大)

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