大坂なおみが元コーチに訴えられる 「賞金の2割を永久に手渡して!」

[ 2019年3月19日 17:49 ]

大坂なおみ
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 女子テニスの世界ランキング1位、大坂なおみ(21=日清食品)が、13歳の頃のコーチから金銭の支払いを求められる訴訟を2月に起こされていたことが明らかになった。

 米フロリダ州のサン・センチネル紙(16日付)が報じているもので、同紙は少女時代から大坂にテニスを教えながら、その報酬をほとんど受け取れなかった複数のコーチたちの特集記事を掲載。その中の1人だったクリストフ・ジーン氏(46)が大坂選手の父親、レオナルド・フランソワ氏と「賞金の20%を永久に受け取る契約を結んでいた」と主張しているという。

 契約書は1ページながら実在。フランソワ氏のサインはあるが、大坂姉妹の名前はタイプで打たれたものになっていると報じられている。

 ジーン氏は「こんなことはやりたくなかったのですが、以前マックス(大坂選手の父の愛称)と話した時に、彼に弁護士を立てるように言われました。だからそれに従って弁護士に依頼したのです」と訴訟に至った経緯を説明。フロリダでテニスの指導を行うコーチへの報酬は年間4万ドル(約444万円)ほどだが、フランソワ氏は“値下げ”された月額300ドル(約3万3000円)のレッスン料さえも1カ月後に支払えなくなったとジーン氏は述べている。

 サン・センチネル紙の特集では大坂姉妹を2年間教えながら“無給”だったコーチの反応なども紹介。一方、大坂側もNBAの選手などを担当しているニューヨーク在住のアレックス・スパイロ氏に弁護を依頼しており、同氏は「なおみが急成長したのでこんな愚かな訴訟が起こっても驚きはしない」と契約書の無効性を訴えている。

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2019年3月19日のニュース