マーベリクスのノビツキーが通算得点で歴代6位に浮上 チェンバレンを超える

[ 2019年3月19日 15:33 ]

歴代6位の得点記録をジャンプシュートで達成したマーベリクスのノビツキー(AP)
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 NBAは18日に各地で9試合を行い、今季限りでの引退が噂されているマーベリクスのダーク・ノビツキー(40)が地元ダラスで行われたペリカンズ戦で、歴代6位となる通算得点記録を樹立した。

 ドイツ出身のノビツキーはこの試合の前までに6位のウィルト・チェンバレン(元ウォリアーズほか=3万1419得点)にあと「3」と迫っていたが、第1Qの2分9秒にジャンプシュートを成功すると、その1分16秒後にも正面から2本目のジャンプシュートを成功させて4得点目。この瞬間、チェンバレンの記録を上回り、コートにいた新人のルカ・ドンチッチ(20)に抱きしめられて祝福された。

 「今季はケガもしたので(記録達成には)随分と長くかかったような気がする。でも達成できてよかった」とノビツキーは笑顔。結局この試合では12分出場して8得点をマークし、通算得点はNBA21シーズン、計1509試合目で3万1424となった。

 試合はペリカンズが延長の末に129―125(前半49―59、延長19―15)で競り勝って31勝42敗。ジュリアス・ランドル(24)が30得点をマークし、エルフリッド・ペイトン(25)は19得点、10リバウンド、11アシストで5試合連続のトリプルダブルを達成して勝利に貢献した。

 マーベリクスは28勝42敗。ノビツキーを祝福したドンチッチが29得点、13リバウンド、10アシストでペイトン同様にトリプルダブルを達成(今季5回目)したが、ここ9戦で8敗目を喫した。

 スパーズは地元サンアントニオでウォリアーズを111―105(前半58―47)で退けて42勝29敗。デマー・デローザン(29)が第4Qでの10得点を含め、26得点と9リバウンド、8アシストを記録して9連勝を飾った。ホームでは11連勝で西地区全体で6位から5位に浮上。球宴に出場したラマーカス・オルドリッジ(33)も23得点、13リバウンドを稼いでチームを引っ張った。

 西地区全体首位のウォリアーズは3連勝を逃して47勝22敗。2位ナゲッツがセルティクスに勝ったために両者の勝率は同じとなり、順位は変わらないもののゲーム差なしとなった。

 3試合ぶりに復帰したケビン・デュラント(30)は24得点をマークしたものの第4Qではシュートの精度を欠いて苦杯。ステフィン・カリー(30)は6本の3点シュートなどで24得点を記録したが、スパーズの粘りに屈する形となった。なおカリーが第1Qの終了間際に決めた61フィート(約18・6メートル)の3点シュートは、今季のNBAで“最長距離”となった。

 <その他の結果>

*キャバリアーズ(18勝53敗)126―119ピストンズ(36勝34敗)
ジャズ(41勝29敗)116―95*ウィザーズ(30勝41敗)
ナゲッツ(47勝22敗)114―105*セルティクス(43勝28敗)
*ラプターズ(50勝21敗)128―92ニックス(14勝57敗)
ヒート(34勝36敗)116―107*サンダー(42勝29敗)
ブルズ(20勝52敗)116―101*サンズ(17勝55敗)
*トレイルブレイザーズ(43勝27敗)106―98ペイサーズ(44勝27敗)

 *はホームチーム

 <NBA通算得点上位10人>

 (1)K・アブドゥルジャバー(元レイカーズほか)=3万8387(1560試合、平均24・6)
 (2)K・マローン(元ジャズほか)=3万6928(1476試合、平均25・0)
 (3)K・ブラアント(元レイカーズ)=3万3643(1346試合、平均25・0)
 (4)☆L・ジェームズ(レイカーズほか)=3万2439(1194試合、平均27・2)
 (5)M・ジョーダン(元ブルズほか)=3万2292(1072試合、平均30・1)
 (6)☆D・ノビツキー(マーベリクス)=3万1424(1509試合、平均20・8)
 (7)W・チェンバレン(元ウォリアーズほか)=3万1419(1045試合、平均30・1)
 (8)S・オニール(元レイカーズほか)=2万8596(1207試合、平均23・7)
 (9)M・マローン(元ロケッツほか)=2万7409(1329試合、平均20・6)
 (10)E・ヘイズ(元ロケッツほか)=2万7313(1303試合、平均21・0)

 ☆は現役選手

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