茉愛、女子個人総合初の銀!昨年4位のリベンジ 体操ニッポンの意地見せた

[ 2018年11月2日 05:30 ]

体操世界選手権第8日 ( 2018年11月1日    カタール・ドーハ )

東京五輪のマスコット、ミライトワと写真に収まる村上
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 女子個人総合決勝が行われ、村上茉愛(22=日体大)が合計55・798点で、日本勢では同種目初となる銀メダルを獲得した。昨年大会4位のリベンジを果たし、日本勢として09年大会の鶴見虹子以来、9年ぶりに表彰台に立った。寺本明日香(22=ミキハウス)は54・299点で10位、シモーン・バイルス(21=米国)が金メダルを獲得した。

 男子は個人総合で23年ぶりにメダルを逃したが、女子のエースが快挙を達成した。村上が日本勢で初となる銀メダル。6位に終わった10月30日の団体決勝後、「もったいないミスをしないで、きちんとメダルを獲れるようにしたい」と気合を入れ直した22歳が、有言実行の好演技を披露した。

 13年からリオ五輪を含めて世界大会を4連覇したバイルス(米国)が休養で不在だった昨年の大会は、予選をトップで通過。日本女子初の金メダルを視界に捉え、決勝前夜は一睡もできなかった。平均台で痛恨の落下があり、3位と0・1点差でメダルを逃して号泣。「体操人生で一番緊張した。あのプレッシャーの中で実力を発揮できなかったのは悔しい」。あれから1年。この日は因縁の平均台をクリアし3種目を終えて僅差の5位につけ、最終種目の床運動で逆転した。

 7月下旬、段違い平行棒の練習の着地で右足首を負傷。「足首がなくなったと思った」というほどの重傷だった。全治3カ月の診断で大学生活の集大成、全日本学生選手権(8月)も回避せざるを得なかった。今大会はテーピング用のテープを、普段の遠征の5倍持ち込んだが、予選2日前の10月25日には右すねも負傷。満身創痍(そうい)だったが、エースのプライドが痛みを打ち消した。

 今季復帰し、今大会は腎臓結石を抱えながら演技をするバイルスと、初めて個人総合の同じ班で回った。村上が「最強。化け物。近づこうなんて100年早い」と言う同学年の21歳に大きなミスがあっても及ばなかったが、大会最終日の3日、連覇が懸かる種目別の床運動で再戦。ベストを尽くし、最強女王の背中に迫る。

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