ラグビー部撤退否定に「凄く安心」東芝所属リーチ主将 オールブラックス戦に集中

[ 2018年11月2日 16:25 ]

ラグビーリポビタンDチャレンジカップ2018 ( 2018年11月3日    味の素 )

 3日に世界ランキング1位のニュージーランドと5年ぶりに対戦する日本代表が2日、会場となる味の素スタジアムで前日練習を行った。報道陣に公開された冒頭15分間は、ウオーミングアップに終始。世界最強への挑戦を控え、一切の情報漏れの可能性を断って最終調整を行った。

 1日夜には、トップリーグの名門である東芝がラグビー部の運営から撤退を検討していることが判明。同部はこの日早朝、会社やチームの公式ウェブサイトで「撤退を検討している事実はありません」などとの声明を発表した。練習後に取材に応じた東芝所属のリーチ・マイケル主将も、冒頭で「今日ウェブサイト見て、凄く安心しました。これから明日の試合に向けて、準備したいと思います」とコメント。雑音を遮断して試合に集中する構えだ。

 リーチ自身はケガのために出場できなかった5年前の前回対戦は、トライを奪えず6―54で敗れた。その後、日本代表は15年W杯を経て、劇的な進化を遂げた。主将としても勝機は十分と確信しており、「(相手に)プレッシャーをかけ続けることが大事。あとはディフェンスで頑張り、相手にチャンスを与えないこと」と番狂わせへの鍵を挙げた。

 ▽過去の日本―ニュージーランド対戦成績

☆87年10月25日(花園)日本0―74ニュージーランド

☆同11月1日(国立)日本4―106ニュージーランド

★95年6月4日(ブルームフォンテーン)日本17―145ニュージーランド

★11年9月16日(ハミルトン)日本7―83ニュージーランド

☆13年11月2日(秩父宮)日本6―54ニュージーランド

 ※★はW杯での対戦。87年の2試合はニュージーランド側のみテストマッチ認定せず

続きを表示

2018年11月2日のニュース