ジュタヌガーン、賞金女王へ飛ばす!“最終兵器”1W解禁へ

[ 2018年11月2日 05:30 ]

パター練習場で調整し、引き揚げるアリヤ・ジュタヌガーン   (撮影・成瀬 徹)     
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 国内唯一の全米女子プロゴルフ協会公式戦で、国内ツアーも兼ねる「TOTOジャパンクラシック」は2日に滋賀県の瀬田GC北C(6659ヤード、パー72)で開幕する。最新の世界ランクでトップに返り咲いたアリヤ・ジュタヌガーン(22=タイ)は、これまでほとんど封印してきた1Wを解禁する可能性を示唆。ティーショットでは主に3Wと2I(ハイブリッド)を使ってきたが、パワー全開のゴルフで今大会初優勝を狙う。

 規格外のパワーで世界最高峰の米ツアーを席巻するA・ジュタヌガーン。ここまでティーショットでは主に3Wと2Iを使ってきたが、13年ぶりに瀬田GCに戻ってきた今大会は、1Wを握る可能性を示唆した。

 「コースコンディションにもよるけど(1Wを)使うかもしれない。このコースは長く感じるし、楽しめたらいい」

 ティーショットの平均飛距離は267・65ヤードで12位だが、これは1Wをほとんど使わずに出した数字だ。3Wの飛距離は約265ヤード、ハイブリッド型の2Iでは約240ヤードのショットを放つ。ちなみに日本ツアーで1Wの平均飛距離1位の葭葉ルミは258・69ヤード。規格外の飛距離を誇るタイ出身の22歳は、1Wを使わなくても、ここまで3勝を重ねた。

 使用する1Wのシャフトも規格外だ。三菱ケミカル社が米国で展開する「TENSEI CKプロオレンジ」の硬さはTX。TXはXよりも硬く、タイガー・ウッズが愛用したこともあるシロモノ。飛距離を武器とするパワーゴルフで、さらに試合を有利に運ぶことができるはずだ。

 現代のパワーゴルフの礎を築いた選手といえば、90年代後半から絶対女王として君臨したアニカ・ソレンスタム。米通算72勝、メジャー10勝を挙げ、賞金女王に8度輝いた。瀬田GCで行われた今大会でも、02年から4連覇。03年には通算24アンダーという圧倒的な強さを誇った。A・ジュタヌガーンが見据えるのは、そんなスケールの大きな存在だ。

 この日は9ホールを回った後、練習場に移動。1Wの狙い通りの軌道に、うなずいて練習を終えた。今大会で優勝すれば、今季獲得賞金は268万4240ドル(約2億9526万6400円)に達し、賞金ランク首位を確実なものにできる。「フィーリングもいいし、優勝への自信はある」。“最終兵器”の1Wを手に、2年ぶり2度目の賞金女王の座を射止める。

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