東芝、ラグビー撤退検討 TL5度Vの名門 昨年継続表明も方針転換

[ 2018年11月2日 05:40 ]

東芝のリーチ・マイケル(右)
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 東芝が、ラグビーのチーム運営から撤退する検討に入ったことが1日、分かった。昨年12月に運営継続を表明したが、合理化徹底のため方針を転換した。複数の関係者によると、バスケットボールに続き、運営費の負担が大きいラグビーも他社に運営権を譲る方向で調整する。野球も見直し対象となる可能性がある。

 東芝ラグビー部はトップリーグで5度の優勝を誇る名門。現在も日本代表のリーチ・マイケル主将らが所属している。19年W杯日本大会を控えるほか、東芝の社長、会長を歴任した岡村正名誉顧問が日本ラグビー協会の会長を務めており、撤退時期は20年以降とみられる。

 不正会計などで業績不振に陥った東芝は今年4月、元三井住友銀行副頭取の車谷暢昭氏を会長兼最高経営責任者(CEO)に迎えた。車谷氏は東芝の高コスト経営を問題視しており、スポーツもリストラ対象の例外に認めない方向となった。8日に公表する中期経営計画には明記しない。

 プロのバスケットボールの運営権は7月にDeNAに譲ったが、昨年12月にはアマチュアのラグビーと野球は継続すると説明し、社員の士気高揚を理由に挙げていた。しかし、テレビや家電など消費者向け事業を相次いで売却し、ブランドをアピールするスポーツチームを持つ意味合いが薄れている。

 岡村氏は「続けるべきだと思うが、現経営陣が判断することだ」と語った。外国人らを除き、多くの選手が社員契約で雇用面の配慮が欠かせず、撤退には曲折も予想される。ラグビー部の広報担当者は「(チームの)部長を含め何も聞いていない」と語った。

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