フランカー姫野 NZ代表の後方の選手を見る「ハカ」対策明かす その訳は…

[ 2018年11月2日 21:39 ]

<ラグビー日本代表・前日練習>意気込みを語る姫野(撮影・尾崎 有希)
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 ラグビー日本代表のフランカー姫野和樹(24=トヨタ自動車)が、クールな「ハカ」対策を明かした。日本代表が3日に味スタで対戦するニュージーランド代表オールブラックスは、試合前に先住民マオリの舞踊「ハカ」で闘志を高め、相手チームを威圧することで知られる。相手の対応は一列に肩を組んでにらみ合ったり、無視するなどさまざまだが、姫野によるとジャパンは「後方の選手のハカを見ることを対策として挙げている」という。

 今回のオールブラックスはリザーブを含むメンバー23人のうち初キャップが8人という若いチーム。主力メンバーで固めたチームなら「ハカ」をリードする選手もほぼ決まっており迫力満点だが、姫野は「今回はリーダー的な存在がいないと思う。ハカの機会もなかなかないと思うし、ノンキャップの選手は緊張しているんじゃないか」と予想した。テストマッチで初めて「ハカ」を披露するような選手は集団の後方にいることが多く、日本の選手は緊張しきって踊る若手を見ていれば「のまれないんじゃないか」と話した。

 ケガからの代表復帰戦がニュージーランド戦となる姫野は、「テレビでしか見たことがない」ハカが目の前で披露されるのを楽しみにもしている様子。「ちょっとリラックスして見ようかなと思う」と笑ったが、トイ面となる初キャップのダルトン・パパリイ(21=ブルーズ)は自分より年下とあり、「そういう選手には負けたくない。同じ世代の選手として、一歩前へ出たい気持ちはある」と意気込んだ。

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2018年11月2日のニュース