久光 2季ぶり優勝、レギュラーラウンド21戦全勝の底力発揮

[ 2018年3月18日 05:30 ]

Vプレミア決勝 JT(奥)を破り優勝し、喜ぶ久光製薬の選手たち
Photo By 共同

 バレーボールのプレミアリーグは17日、東京体育館で女子決勝(2試合制)第2戦が行われ、久光製薬がJTを3―0で下し、2戦2勝で2季ぶり6度目の優勝を果たした。

 レギュラーラウンド21戦全勝の久光製薬は安定したレシーブから、アタッカー陣が多様な攻撃を繰り出し終始、圧倒。コートの奥を狙ったサーブで攻勢も封じ、準優勝だった昨季の雪辱を果たした。攻守で躍動し最高殊勲選手賞とレシーブ賞に輝いた石井優希は「優勝は久光にしか似合わないと思い、今季を戦ってきた」と胸を張った。

 12年からチームを率いた中田久美氏が日本代表監督に専念するため退任。酒井新悟監督の新体制で臨んだ今季は主力の長岡望悠を負傷で欠くも、米国代表のミドルブロッカー、アキンラデウォを新戦力に迎え順調に勝ち星を重ねた。プレーオフ2次リーグでJTに完敗し、連勝は25でストップしたが、ミーティングを重ねて仕切り直し。主将の栄絵里香は「優勝は、あの負けがあったからこそ」と振り返った。

 今秋には新リーグが開幕する。長岡も試合に戻れるまでに回復。石井は「初代王者になれるよう頑張りたい」と決意を新たにした。

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2018年3月18日のニュース