義足の国民的スター「殺人」に衝撃…南ア、CM中止の動きも

[ 2013年2月16日 16:04 ]

 南アフリカの両脚義足の五輪ランナー、オスカー・ピストリウス容疑者(26)が14日、恋人の女性を射殺した疑いで逮捕され、南ア国内に衝撃が広がっている。容疑者が出演するテレビCMの放送を止める動きが出ているほか、事件を機に南アが犯罪多発の銃社会であることもあらためて着目されている。

 「流血のバレンタイン」「ゴールデンボーイ、輝きを失う」―。南ア通信によると、15日付の南ア各紙は容疑者宅でバレンタインデーの14日に起きた事件を大々的に報じた。

 「ブレードランナー」の異名を持ち、パラリンピックで数々のメダルを獲得した容疑者は、昨年のロンドン五輪に初の両脚義足ランナーとして出場。南アでは「国民的スター」とされている。

 容疑者は14日未明、首都プレトリアの自宅で恋人のモデル、リーバ・スティンカンプさんを射殺した疑いがある。容疑者が強盗と間違えた誤射だったとの見方がある一方、地元紙は事件の約2時間前、近隣住民が容疑者宅から口論を聞いて警察を呼んだと報道。検察は15日、公判で計画的殺人だったと主張する方針を示した。

 過去のインタビューで容疑者は、自宅に拳銃を護身用に保管していることを認めていた。南アは銃の所持は許可制だが、国内には違法銃器も多数出回っているとされる。

 国連薬物犯罪事務所(UNODC)によると、南アでは銃器による殺人事件が2007年に10万人当たり17件発生、3・8件だった米国を大きく上回った。南アの治安はその後改善傾向にあるとされるが、殺人事件は依然として多発している。(共同)

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