レスリング五輪存続へ 会長退任、セルビア人理事が代行

[ 2013年2月16日 20:28 ]

 2020年五輪実施競技からの除外危機に揺れる国際レスリング連盟(FILA)は16日、タイ南部のプーケットで理事会を開き、ラファエル・マルティネッティ会長(スイス)が退任し、ネナド・ラロビッチ理事(セルビア)が9月まで代行することを決めた。五輪存続に向けた対策委員会設置も決定。男子グレコローマンスタイル12大会連続世界一で「人類最強」と呼ばれたアレクサンドル・カレリン氏(ロシア)を特命の指名理事に迎えた。

 国際オリンピック委員会(IOC)にどう働き掛けるかなどを練る対策委で中心的な役割を担う福田富昭副会長は「FILAが一丸となってIOCと話し合いに入ろうじゃないかというところまでこぎ着けた」と話した。理事会は17日も引き続き五輪問題を検討する。

 ラロビッチ会長代行は「大変な問題に直面しており、非常に責任を感じる。われわれが持つ全ての力とエネルギーを使い、レスリングが20年五輪に戻れるようにしたい」と決意を述べた。

 理事会でマルティネッティ会長の信任投票が行われ否決された。途中退席した同会長は報道陣に辞意を表明。ロシア連盟などから事態の責任を取る形で辞任を求められたと述べ「会長としてとどまりたいが、私の一存で決められることではない」と説明した。

 IOCは20年五輪の中核競技からレスリングを除外し、実施28競技のうち27が確定した。レスリングは最後の1枠を野球とソフトボール、空手、スカッシュなどの7候補と争う。IOCは5月の理事会で候補を絞り、9月の総会で決定する。(共同)

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