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流れるプール“いい波 ブラウン58センチ”

[ 2021年1月30日 15:43 ]

59センチの立派なブラウンを釣り上げた中田洋介さん
Photo By スポニチ

 【ガイド】一年で最も寒い季節となり、短時間で満足できる釣りを楽しみたい。そんなわがままも管理釣り場ならかなえてくれるはず。今冬から管釣りに変身した「西武園ゆうえんち」(埼玉県所沢市)内にある「流れるプール」で、トラウト類と勝負してみた。(久世明子)

 釣り人の好きな言葉には入れ食い、解禁、竿頭など…自身の釣趣によっていくつかあるだろうけど「期間限定」というのもイケてるでしょ。しかも来月いっぱいまでというギリギリ感。たまりませ~ん。

 西武園ゆうえんち内の「流れるプール」は1周500メートルのひょうたん形で、幅約10メートル、水深1メートル。ルアー、フライ・テンカラ、餌釣り、ビギナーの4エリアに区切られており、中ではニジマス、ブラウン、イワナなど10種のトラウトが泳いでいる。放流物と侮るなかれ。止水系管釣りは全国に多いが、こちらは水車2機のフル稼働で実現した全面流水系。リーリングスピードは反時計回りの流水を考慮しなければ、ヒットにはつながらないのだ。

 まずは定番から。赤金スプーン2グラムをキャストすると、20センチ級ニジマスが2匹連続ヒット。喜ぶ記者の横を大物を手にした練馬区の中田洋介さん(34=会社員)が通り抜けていった。「本当に目の前でヒットしましたよ」と興奮気味の一匹は58センチのブラウン。磯釣りを中心に釣り歴20年という中田さんは、管釣りは2回目だというから本当に分からない。

 ヒットしたのが小さめスプーンのオレンジと聞き、くすみブルーの1・4グラムにチェンジ。これが大当たり。3連続を含む1時間で12匹と一気に爆釣モード。“名人”っぽく見えるが、掛かってくるのは18~25センチのレギュラーニジマスだけ。大物を狙いスプーンを3グラムへ。小型の当たりを無視する作戦に出てみたが、釣れなくなる→小型スプーンに戻す→20センチが釣れる→やる気出る。このループは釣り人あるある。

 ここまでで既に20匹。ラスト30分は大物に懸けてみることに。3グラムスプーン銀青をキャストすると、トンッという当たり。上がってきたのはやっぱりレギュラー!釣り場スタッフによると、放流は毎週金曜日に300~400キロ。魚のストック量は「聞かれることも多いのですが、把握するのは難しい」とまさに未知数。メーター級イトウ、70センチ級のブラウン、ニジマスの三倍体の「練馬サーモン」はヒットしていないそう。大物は確実にそこにいる。

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