×

良型が魅力のメダイ 掛かればスリリングなパワー全開

[ 2018年4月8日 07:55 ]

メダイをおいしく
Photo By スポニチ

 タナはちょっと深いが、掛かればスリリングなパワー全開、釣れる魚は3〜6キロと良型が魅力のメダイ。まだ大物を釣ったことのない人には願ってもない魚だ。

 「雑魚」と言うには語弊があるかもしれないメダイ。釣りのターゲットとして専門船を出す釣り宿もある。だが、なぜか都市部の鮮魚店の店頭に並んでいるのをあまり見かけない。身持ちのいい魚だから氷で冷蔵保存していれば1週間ぐらいは生で食べることができる。

 淡泊な味の白身だから、「漬け」にしたり、皮をそがずに適当な大きさに切って並べて皮目に熱湯をかけて、サッと氷水につけ、皮のうまみと一緒に味わう「松皮造り」もおすすめ。

 昔ながらのしょっぱい梅干しの種を取り、細かく刻んで、日本酒大さじ2〜3杯、好みでしょう油を1滴まぜたもので食べるのも汗ばむ季節にはすがすがしい。

 今はこんな味のドレッシングも市販されている。

 変わったところでは、「松葉造り」や「漬け」や「刺し身」を握っての「寿司」。「漬け」はワサビを添えて「漬け丼」や「お茶漬け」もいい。

 もちろん塩焼きや煮物もいけるし、今はやりの洋風素材として料理も良い。

 欠点は釣った魚のヌルが強いことだが、持ち帰る時に大きめの氷をクーラーに多めに入れ、車のトランクに収めて帰ると、帰りの曲がりくねった道路のおかげで家に帰り着くころにはきれいになっている。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る