羽生善治新会長「駒テラス西参道」グランドオープン記念式典に参加 「訪れてみたくなる場所に」

[ 2023年6月11日 05:30 ]

<駒テラス西参道グランドオープン記念式典>テープカットする日本将棋連盟の羽生会長(中)、長谷部健渋谷区長(右)ら(撮影・西海健太郎)
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 日本将棋連盟の羽生善治新会長(52)が10日午前、東京都渋谷区の「駒テラス西参道」グランドオープン記念式典に参加した。役職就任は前日の9日午後。一夜明けて会長としての初仕事を無事に終えた。

 式典でのあいさつ、テープカットといった「公務」を流れるようにこなした羽生会長は「将棋の対局とは全く違うところがありまして…」と照れながらも「非常に晴れがましいオープニングという場所で仕事ができて非常にうれしいです」と破顔一笑。ただ会長の肩書に慣れたかとの問いかけには「いや、全然まだ…」と苦笑いを浮かべる場面もあった。

 同所は首都高速環状線の高架下に、観戦を楽しむ「見る将の聖地」を目指して新設された。渋谷区と連盟が20年に締結した相互協力協定に基づき企画された施設で、イベント開催可能な小ホール、将棋関連グッズなどの展示・販売ギャラリー、動画配信スタジオ、カフェ、公園で構成されている。

 視察を終えた羽生会長は「素晴らしい施設を造っていただきました。将棋ファンだけではなく、地元の皆さまや観光などで他の場所から訪れてみたくなる魅力的な場所になるよう、連盟も力を合わせて頑張りたいです」と力を込めた。

 ちなみに同席した渋谷区の長谷部健区長によると、就任翌日が羽生会長の初仕事となったのは「全くの偶然ですが、このタイミングには縁を感じます」とのこと。棋士としての羽生は15日に名人戦挑戦権を争う順位戦B級1組1回戦(対大橋貴洸七段)、さらに今月下旬にはベスト8まで進出している王座戦挑戦者決定トーナメント準々決勝(対斎藤明日斗五段)が控えている。会長職を兼ねる多忙な日々は幕を開けたばかりだ。

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