宝塚宙組千秋楽「8代目宙組トップスター真風涼帆、本日をもって任務を完了します」

[ 2023年6月11日 19:51 ]

最後までカッコイイ男役を披露した真風涼帆
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 宝塚歌劇団の宙組トップスター・真風涼帆(まかぜ・すずほ)が11日、東京宝塚劇場でサヨナラ公演「カジノ・ロワイヤル~我が名はボンド~」の千秋楽を迎え、17年間の宝塚生活に別れを告げた。

 男役“MAKAZE IZM”もこれで見納め。サヨナラショーは、大劇場お披露目公演「天(そら)は赤い河のほとり」の「未来(あす)への旅路」から始まり、トップ就任以降の歌とダンスを魅力いっぱいに披露。最後は「NEVER SAY GOODBYE」から「ONE HEART」を宙組生全員で歌い上げると、客席からすすり泣く声も。
 真風とともに卒業するトップ娘役・潤花(じゅん・はな)は「世界中でただ一つしかない宝塚の世界で、ゆりかさん(真風)と一緒にこんなにも愛おしく大切な時を過ごせて幸せです」と大階段を降りあいさつした。

 黒燕尾(えんび)で大階段を降りた真風は「私1人ではたどり着けなかった17年間です。人と人とは完全にわかり合うことは難しいけれど、信じて努力すればわかりあえると思いました。8代目宙組トップスター真風涼帆、本日をもって任務を完了します」と述べた。

 この公演でトップコンビと宙組組長・寿つかさを含め計7人が卒業。寿は「最高の宝塚人生となりました。あふれる愛と感謝を込めましてありがとうございました」とあいさつした。

終演後の会見で真風は「宝塚は自分のすべてをかけた大切な存在」としみじみ。宝塚大劇場は袴(はかま)姿で大階段を降りたが、東京は黒燕尾だったことについて「東京では黒燕尾で男役として終わりたいなと思いました。最後の最後の瞬間まで男役として舞台に立ちました」と語った。

今後については「とにかくこの瞬間に全集中してきたので、明日からゆっくりしながら考えていければいいなと思っています」と述べた。

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