笑福亭鶴瓶 「パペポ」フリートークは上岡龍太郎さんの助言から「あんたの話を僕に聞かせてと」

[ 2023年6月11日 17:07 ]

落語家の笑福亭鶴瓶
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 落語家の笑福亭鶴瓶(71)が、11日放送のニッポン放送「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」(日曜後4・00)に出演し、5月に死去していたことが分かった元タレントの上岡龍太郎さんとの思い出話を語った。

 上岡さんは5月19日、肺がん、間質性肺炎のため大阪府内の病院で亡くなっていたことが2日、引退後の窓口となっていた米朝事務所から発表された。81歳だった。

 鶴瓶はラジオ番組での共演を経て、上岡さんと1987年に読売テレビ「鶴瓶上岡パペポTV」をスタート。98年まで11年にわたり共演し、台本なしのフリートークで楽しませた。鶴瓶はもともと、採点形式の雑談選手権のような番組を考えていたが、上岡さんが「そんなんええがなと。あんたの話を僕に聞かせてと」と、鶴瓶のトークからの展開を希望したという。鶴瓶は「上岡さんの中では、想像できてたんでしょうね。“ちゃんとしゃべれんやん、こいつ”と。それをツッコんでいこうという思いは(あった)」と推測した。

 収録では、事前の楽屋などで起きたことを鶴瓶がぶっ込むこともあったという。「あんな緻密な人ですやんか?鼻毛切りで、鼻毛を切ってはったんですよ。それをここ(鼻と鼻の間の肉を)切ってはったんですよ」。その時には特に声を掛けず、収録スタジオでいきなりその話題を振ったところ、上岡さんは大喜び。「“痛っ!”と言っても、“どうされたんですか?”とか言わんと、(収録で)“ところでさっき、鼻の穴大きしはるつもりでした?”って(言ったら)、ものすごい笑いました」と懐かしんでいた。

 上岡さんは1959年、横山パンチの芸名でトリオ芸人「漫画トリオ」としてデビュー。68年に解散後はABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」や関西テレビ「ノックは無用!」などで司会者として活躍。歯に衣(きぬ)着せぬコメントで人気者となり、関西芸能界のご意見番として活躍した。2000年に引退。その後は公の場に姿を現すことはほとんどなく、大好きなゴルフなどを楽しんでいた。

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