食道がん公表した秋野暢子、がん闘病していた坂本龍一さんを追悼「同じ病を持つ者として…」

秋野暢子
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　女優の秋野暢子（66）が3日、自身のブログを更新。3月28日に死去した音楽家の坂本龍一さんを追悼した。

　坂本さんは14年に中咽頭がんと診断され、治療の末に寛解。だが、20年6月に直腸がんと診断され、両肺などにも転移し、ステージ4であることを公表。治療しなければ「余命半年」と告げられた。手術では、最初にがんが発生した原発巣と肝臓2カ所、転移したリンパの腫瘍、さらに大腸を30センチも切除。両肺に転移したがんを摘出するなど、1年で6回の手術を受けた。その後は通院して投薬治療を続けてきた。20年6月に直腸がんと診断された。

　「頸部食道がん」ステージ3を公表した秋野は、坂本さんの訃報を受け「坂本龍一さんが旅立たれた　少し上のお兄さんで憧れの人でした」と投稿。「食道がんは寛解され、後再発　肺がん、大腸がんと長い9年間の闘病生活を頑張られた。同じ病を持つ者として色々な思いが巡ります」と記した。

　坂本さんの最後の作品となった「アルバム12」を「拝聴しました」とつづり、「病と闘う強い勇気。生と死に向かいながら生きることを大切にする。そして、全ての曲の中に流れる豊かな優しさ。わたしも勇気を貰いました」と思いを告白。「ありがとうございます。天国でも、素晴らしい曲をつくって下さい」と故人を偲んだ。

　秋野は昨年6月に受けた検査でがんが発見され、翌月のブログで「頸部食道がん」ステージ3であることを公表。3月17日のインスタグラムへの投稿では、みつかった7個のがん細胞すべてが消え、がんサバイバーとして「新しい命を頂いた」と前向きにつづり、限定的に芸能活動を再開させている。