坂本龍一さん死去に芸能界から悲しみの声止まず…佐野元春「感謝とともに…」菊地凛子「大好きでした」

[ 2023年4月3日 07:56 ]

「坂本龍一ピアノコンサート」配信でソロコンサートを行った坂本龍一(「Ryuichi Sakamoto:Playing the Piano 2022」(c)2022 KAB Inc.)
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 「世界のサカモト」と評された音楽家の坂本龍一(さかもと・りゅういち)さんが3月28日、死去した。71歳。東京都出身。葬儀は近親者のみで営まれた。

 スポニチ本紙の取材では都内の病院で亡くなった。日本における坂本さんのマネジメント会社「キャブ」も「坂本龍一が去る2023年3月28日71歳にて永眠いたしましたした」と発表した。20年6月に直腸がんと診断され、両肺などにも転移しステージ4と公表していた。「キャブ」は「がんの治療を受けながらも、体調の良い日は自宅内のスタジオで創作活動をつづけ、最期まで音楽と共にある日々でした」とした。

 突然の訃報から一夜明け、芸能界からの追悼の声が続いている。シンガーソングライターの佐野元春は自身のフェイスブックで「坂本さんの精神性に多くの表現者が刺激されました。自分もその一人です。感謝とともに、深く哀悼の意を表します」とコメント。坂本さんが東日本大震災の復興支援を目的に立ち上げた演奏会「東北ユースオーケストラ演奏会」で朗読を担当するなど、親交があった、女優ののんは坂本さんの公式アカウントをリツイートし、「衝撃です… のん」とつづり、ショックを隠せず。

 また、アーティストの元ちとせは自身のインスタグラムで「何から言葉にしていいのか?探しても探しても見つからず時間が過ぎて行くばかりです。ただただ、とても悲しく寂しいです。『死んだ女の子』のプロデュースをお願いした事がきっかけでご縁を頂き、平和への想いを色んなカタチで教授と音にして発信できた事。本当に本当に光栄です。世界のサカモトが、時々いたずらっ子の目をしながらこぼす笑顔が大好きでした。また、マジックバーご一緒しましょうね。心から感謝とご冥福をお祈りいたします」と追悼。女優の菊地凛子は自身のインスタグラムでグレーの画像を投稿。「教授、大好きで大好きで大好きでした。ピアノを弾く教授の背中を見た時は心が震えました。同じ時代に生き、教授に会えたこと、宝物です。またどこかで会いたい。心よりご冥福をお祈り致します」としのんだ。

 「RADWIMPS」の野田洋次郎はストーリーズで「2度だけお話させて頂くことがありました。一度は10年以上前のJ-WAVEで、二度目は5年前のベルリン映画祭でした。優しい語り口を今も思い出します。たくさんの美しく偉大な音楽をこれからも聴き続けます。ありがとうございます。ご冥福をお祈りします」と悼んだ。

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