大下容子アナ「穏やかさの中に強いジャーナリストの矜持と情熱」声震わせ川村晃司さんを悼む

大下容子アナウンサー
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　テレビ朝日の大下容子アナウンサー（52）が2日、「大下容子ワイド！スクランブル」（月～金曜前10・25）に出演。同番組にコメンテーターとして出演していたジャーナリストの川村晃司さん（享年72）を悼んだ。

　川村さんはテレビ朝日の特派員として、湾岸戦争や中国・天安門事件など世界的ニュースを数多く取材。同番組には米同時多発テロ事件が起きた2001年9月からコメンテーターとして約18年間、出演した。3月24日に多臓器不全のため都内の病院で死去した。

　番組では川村さんの最後の出演となった日をVTRで紹介。「9・11のテロ以来ずっと大下容子さんと一緒にこの番組で伝えられてきたことを大変、楽しかった。大下さんは押しも押されもせぬ日本を代表するお昼のワイドショーのまさに顔となりましたから、これからも多面的かつ多角的に面白いことをやさしく、優しいことを深く伝えてください」と優しい口調で語る様子が流れた。

　大下アナは「川村さんはカイロとニューヨークに駐在した経験がおありなことから、同時多発テロの時も西側の視点と中東側の視点、双方でお話くださいました。番組に18年半、長きに渡ってお世話になりました」と感謝の言葉を述べた。そして「権力におもねらず、取材を怠らず言うべきことは言う。穏やかさの中に強いジャーナリストの矜持と情熱をお持ちの方でした」と川村さんの人柄を語った。

　その上で「本当に私、今のウクライナの情勢とか川村さんだったら、どうおっしゃるかなってお話を聞きたいなって、ずっと思っていて」と声を震わせ「その矢先にこの訃報に接して、とても悲しいですけど、川村さんから学んだことを忘れませんし、本当に尊敬する方。本当に川村さんありがとうございました」と最後は深々と頭を下げた。