豊島九段　全勝羽生九段を追う！1敗死守へ、0勝2敗の糸谷八段との王将リーグ3回戦

王将戦挑戦者決定リーグで糸谷哲郎八段と対局する豊島将之九段
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　将棋の第72期ALSOK杯王将戦（スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催）挑戦者決定リーグは28日、大阪市福島区の関西将棋会館で、豊島将之九段（32）と糸谷哲郎八段（34）の対局が午前10時に始まった。先手は豊島。お互いに角道を開け、飛先の歩を突き合った15手目、豊島が▲3四歩と獲り、戦型は横歩取りへ進んだ。

　豊島の1勝1敗、糸谷の0勝2敗で迎えた3回戦。すでに4回戦を終え、4勝0敗で首位を走る羽生善治九段（52）を追うのはどちらか。

　計7人が総当たりで6局ずつ指し、藤井聡太王将（20）＝竜王、王位、叡王、棋聖を含む5冠＝への挑戦権を争うリーグ。とりわけ羽生との直接対決を残す豊島は、第67期以来の挑戦へ向け1敗を維持したいところだ。

　正午からの昼食休憩までに43手進んだ。28手目、糸谷による△8七同飛成の飛車斬り、さらに豊島の33手目、▲4四同飛の飛車馬交換。横歩取りらしく大駒がお互いの駒台を行き来し合う派手な応酬の末、豊島の銀香と糸谷の角の交換で40分間の休憩に入った。

　昼食メニューは豊島がカレー定食（うどん、やまがそば）、糸谷は珍豚美人（レストランイレブン）。