フジテレビ港浩一社長 仲本工事さん追悼「まだまだお世話になりたかったのに残念」

[ 2022年10月28日 15:30 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
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 フジテレビの港浩一社長の定例会見が28日、東京・台場の同局で行われ、18日に横浜市内で乗用車にはねられ、翌日の19日に急性硬膜下血腫のため死去した「ザ・ドリフターズ」の仲本工事さん(享年81)について言及した。

 港社長が制作現場に移り、最初の3年間を「ドリフ大爆笑」でチーフADを務めていたという。「(仲本さんは)とても多才で優しい方。フジでは様々な番組に出演いただいた。志村けんさんの追悼特番にもかけつけてくれた。その後の特番でもコントも披露してくれた」としみじみ。「これからまだまだお世話になりたかったのに残念」と声を落とした。

 2020年3月に志村けんさん(享年70)が急逝。残された3人はドリフを守るべく活動しており、本紙の取材では、来年の元日にもフジテレビでドリフの特番が予定されていた。コント中心の番組で、既に打ち合わせも進んでおり、この特番は予定通り放送される方向だ。関係者は「ドリフの3人は日本を明るくしたいという思いで取り組んできた。その気持ちは変わらないので、仲本さんを追悼する内容にはしない」と話し、初笑いを届ける予定だ。

 一方、同局は年内に追悼番組を放送することを検討中。関係者は「いつまでも悲しんでいるのは仲本さんも望んでいないはず。追悼番組で区切りをつけ、元日はドリフで大爆笑してもらえるようにしたい」と話している。

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2022年10月28日のニュース