【だから元気!】道場六三郎さん ゴルフと料理“二刀流の鉄人” 60年以上続ける唯一の運動

[ 2022年10月28日 07:00 ]

愛用のゴルフクラブを手に笑顔の道場六三郎(撮影・沢田 明徳)
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 著名人に健康や元気の秘訣(ひけつ)を語ってもらう企画「だから元気!」。今回はフジテレビ「料理の鉄人」の初代「和の鉄人」として知られる道場六三郎さん(91)です。2020年には89歳でYouTubeチャンネルを開設し、家庭でもマネできる料理を紹介しています。90歳を超えた今も現役で活躍する元気の源は料理と趣味のゴルフの“二刀流”――。(構成・佐藤 昂気)

 ゴルフを始めたのは1957年に霞ケ関カンツリー(倶楽部)で行われた今のワールドカップの前身のカナダカップをテレビで見たのがきっかけ。中村寅吉さんが個人で優勝して、団体でも小野光一さんと組んで優勝。見ていて興奮したよ。それから始めるようになって運動はゴルフ一筋。もう60年以上やっています。始めてから7年くらいでハンデ7になったから、上達が早かったんですよ。

 今は飛距離が全盛期の半分ぐらいになっちゃって、ナイスボールで130ヤードくらいかな。距離は出ないけど真っすぐ飛ぶから、ポイントポイントに的確に打っていくんですよ。スコアはアベレージで110くらい。アプローチとパターの調子が良ければ100切るくらいだね。

 僕は1日平均4000歩歩くことを基準にしているんだけど、ゴルフに行くとカートで移動しても1日1万歩は歩きますね。今でも週に2、3回行くから、ゴルフに行かない日が2000歩だとしても、平均すると毎日4000歩くらいは歩いていることになります。だから足腰が鍛えられる。周りの同年代の人は転んでケガをしてしまう人も多いけど、90歳を超えた今でも健康に歩けているのはゴルフのおかげ。プレーしている時は仕事のことを考えることなくゴルフのことだけに集中できるから精神的にも良いのかもしれませんね。

 90歳を超えてプレーしている人ってなかなかいないよね。今よく行っているゴルフ場でも常連の中では僕が最年長。料理人としても東京や大阪の仲間の中で包丁持ってやっているのは僕が一番年上。この年だから今後どうなるか分からないけど、これからも今まで通り、動ける間はゴルフを続けたいな。

 僕が普段考えていることは料理とゴルフぐらい。今でも週に2回くらいお店に出て、月1回のメニュー替えの時には「ここ気をつけなよ。あれ気をつけなよ」と指示を出すんです。「料理の鉄人」の時もそうだったけど、僕の料理はだいたいひらめきからできる。この食材とこの食材を組み合わせるとどうなるだろうとか。いつも考えているからでしょうな、ポッポッとアイデアが浮かんでくるんです。この年になっても新しい発見があって楽しい、料理って無限だなと思います。

 料理人は客前に立つ仕事だから、お客さんからかっこよく見えるように姿勢には注意しているんです。うつむいて料理していると、どうしても年寄りくさくなっちゃう。普段、道を歩いている時からウインドーに映る自分の姿を確認して「ちょっと腰が曲がっているな」とか気をつけたりしているんです。

 年を取るとどうしても転ばないように、つまずいてしまうような何かが道に落ちていないかと下を見て歩きがち。だから僕は10メートル、15メートル先を見て歩いたり、物が落ちていても転ばないように少し足を高く上げて歩くようにしているんです。良い姿勢でたくさん歩く。まだまだ現役の料理人でいるためにラウンドを回り続けていきたいですね。

 ≪YouTubeで三刀流!?≫道場さんが20年に開設したYouTubeチャンネル「鉄人の台所」は登録者数が15万人超を誇る。家庭でも簡単にマネできるメニューや、91歳となった今でも「新しい発見が止まらない」という道場さんが新たに考案したメニュー“道場オリジナル”を紹介している。梨を海老(えび)、スナップエンドウと一緒にフライパンで炒めた「海老と梨のバター焼き」など、斬新なメニューも披露しており「面白くて新しい料理をぜひ楽しんでほしい」とPRした。

 ◇道場 六三郎(みちば・ろくさぶろう)1931年(昭6)1月3日生まれ、石川県出身の91歳。17歳の時に鮮魚店の手伝いで初めて包丁を握る。2年後に上京し、銀座のかっぽう「くろかべ」で料理人に。金沢の「白雲楼」などでの修業を経て、71年に独立。その後、銀座に「ろくさん亭」をオープン。93年にはフジテレビ「料理の鉄人」に「初代和の鉄人」として出演し、人気となる。07年に旭日小綬章を受章。

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