若狭勝弁護士 「餃子の王将」社長射殺事件で逮捕状「新しい鑑定で事件の直前あたりにたばこの吸い殻が…」

[ 2022年10月28日 10:08 ]

弁護士の若狭勝氏
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 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が28日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。「餃子の王将」社長射殺事件で暴力団幹部で受刑者の男が関与した疑いが強まったとして、京都府警が殺人と銃刀法違反の疑いで逮捕状を取ったことについてコメントした。

 全国チェーンの企業トップが標的にされた事件発生から9年近くたっての逮捕状。捜査関係者によると、現場付近でたばこの吸い殻が見つかり、付着物のDNA型が暴力団幹部のものと一致。普段吸っていたたばこと同じ銘柄だった。社長との明確な接点は明らかになっていないといい、府警は動機や共犯者の有無など今後の捜査で解明を進める方針。

 若狭氏は「新たな鑑定で新しい証拠が確保できたということだと思う。その証拠というのは、たばこの吸い殻の話なんですけれど、たばこの吸い殻が(現場の)駐車場に落ちていたということは前から分かっていた。DNA鑑定が今回の逮捕状を取った男のものだということも相当前から分かっていたんですが、時期の問題なんですよね」と指摘。「そのたばこの吸い殻がいつそこに落とされたのか。事件よりもだいぶ前なのか、あるいは事件の直前だったのかということが1つの大きなポイントでありまして、新しい鑑定で事件の直前あたりにたばこの吸い殻がそこに落とされていたという新しい鑑定、新しい見方が最近出て来た。そこが1つの今回の逮捕状を取るきっかけの1つだったのではないかと思う」と自身の見方を話した。

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2022年10月28日のニュース